【エッジーナの名言】No.56 宇垣美里「私には、私の地獄がある」

“私には、私の地獄がある。”

――宇垣美里

 

宇垣美里

フリーアナウンサー、タレント

 

 

「女子アナ」という世間の枠から脱出したエッジーナ

 

2019年に5年間勤めたTBSを退職し、フリーの身となった宇垣美里さん。

 

アナウンサー業のみならず、コラムニスト、ラジオパーソナリティ、コスプレイヤーなど、様々な領域に活動の幅を広げています。

 

 

圧倒的な美貌を持ちながら、「女子アナ」という職業のイメージにとらわれることなく、自然体な姿や発言が絶大な支持を集めている彼女。

 

その一貫してブレない芯の通った言葉の数々が「宇垣語録」としてまとめられ、最近は「宇垣総裁」という異名も付いています。

 

 

兵庫県出身の宇垣さんは、名門の同志社大学に進学。国際政治学を学びながら、ミスコンに出場してグランプリを獲得します。

 

元々は報道の仕事を目指して海外派遣も志望していたという彼女。しかし、「自分の見た目が子どもっぽく、可愛らしい部類に入るので報道向きではない」と判断したそうです。

 

ルックスと発言内容に違和感があると伝わるものも伝わらない。「年齢を重ねて説得力が増せばチャンスは巡ってくる」と割り切り、周りからも勧められていたアナウンサーの仕事につきました。

 

 

「正解なんかない。正解は自分で作れ」

 

今でこそ、既存の価値観に捉われない発言が武器となっている彼女ですが、アナウンサーになりたての頃は、発言やリアクションに求められている「正解」を探そうとしていまい、自分らしさを失っていたそうです。

 

そんなときに救いとなったのが、とある番組MCから言われた「正解なんかないから自由になれ。正解は自分で作れ」という言葉。

 

これを機に、たとえ人と異なる意見であっても自分が素直に思ったことや感じたことを言葉にできるようになっていったと言います。

 

 

どんな人も、自分の「地獄」と戦っている

 

正解を気にしない発言や、自分の中のネガティブな部分もさらけ出すことで絶大な人気をモノにしていった彼女ですが、その尖った立ち振る舞いが話題になればなるほど、世間から痛烈な批判を浴びることも増えていきます。

 

女子アナきっての美女ということもあり、「闇キャラを作っている」「あざとい」「むしろどんな幸せな人生を生きてんだよ」といった妬みにも近い批判を受けることも。

 

 

それに対する宇垣さんのコメントがこちらです。

 

「じゃあ、代わる?みたいな気持ちになったりはしますね」

 

「その人それぞれに、やっぱり地獄があると思うんです。私には私の地獄がある。あなたにはあなたの人生の地獄があるのだから」

 

 

どんなに他人が幸せそうに見えても、その人にはその人なりの辛いことがあり、それと戦っているのだ、という発言だと思いますが、それを「地獄」と表現するところがさすがですよね。

 

数多くの批判の背景には、「彼女は美人だから、尖った発言をしても許されるし、新しいチャレンジしても上手くいく」という決めつけがあると思います。

 

しかし、上述したように宇垣さんも自身の容姿ゆえに報道の道を一度諦めていたりしているのです。

 

むしろコンプレックスしかありません。この身に生を受けたことは修行の一環だと思って生きています」と答える宇垣さんには、きっと私たちには計り知れない数多くの「地獄」と戦ってきたのだと思います。

 

 

そして、「人生は配られたカードで勝負するしかないし、どんなに嘆いたってカードを取り替えることはできない」とも述べる彼女。

 

生まれ持ったものを受け入れ、コンプレックスを解消するために努力し続けてきたからこそ、自分らしく輝く生き方を実現することができたのではないでしょうか。