地味に大ヒットの予感 映画「メランコリック」

最近、観た映画で、思いのほか傑作だったのが『メランコリック』。

1800円という、チケット代が安く感じるくらい、面白かった。

日常にある異常な出来事を意表を突くシュールな笑いで包み込む可笑しさ。とはいえ、コメディ映画ではない。ヒューマンドラマでもあるし、バイオレンスでもある。どのカテゴリーにも入るが、どのカテゴリーにも属さな不思議な映画なのだ。

バイオレンスシーンもあえて軽く撮っているのか、血生臭さをあまり感じさせない。

全て、ひっくるめてセンスが光る映画。是非、この夏、見て欲しいし一本だ。

 

ストーリー

名門大学を卒業後、うだつの上がらぬ生活を送っていた主人公・和彦。ある夜たまたま訪れた銭湯で高校の同級生・百合と出会ったのをきっかけに、その銭湯で働くこととなる。そして和彦は、その銭湯が閉店後の深夜、風呂場を「人を殺す場所」として貸し出していることを知る。そして同僚の松本は殺し屋であることが明らかになり…。

『メランコリック』

2019年8月3日(土)、アップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺、イオンシネマ港北ニュータウンほか全国順次公開

(2018年/カラー/日本/DCP/シネスコ/114分)
監督・脚本・編集:田中征爾
出演:皆川暢二、磯崎義知、吉田芽吹、羽田真 、矢田政伸 、浜谷康幸、ステファニー・アリエン、大久保裕太、山下ケイジ、新海ひろ子、蒲池貴範 他
撮影:髙橋亮
助監督:蒲池貴範
録音:宋晋瑞、でまちさき、衛藤なな
特殊メイク:新田目珠里麻
TAディレクター:磯崎義知
キャスティング協力:EIJI LEON LEE
スチール撮影:タカハシアキラ

製作:OneGoose
製作補助:羽賀奈美、林彬、汐谷恭一
プロデューサー:皆川暢二

宣伝:近藤吉孝(One Goose) ポスターデザイン:五十嵐明奈
後援:VーNECK、松の湯
宣伝協力:アップリンク
配給:アップリンク、神宮前プロデュース、One Goose

・公式HP: https://www.melancholic.jp/
・Twitter:https://twitter.com/melancholic1331
・Instagram: https://www.instagram.com/melancholic.jp/