【エッジーナの処方箋】 女性脳とAIの相性は抜群!AI時代に稼げる女

さて唐突ですが、次に挙げる職業に共通することは何でしょうか?

銀行の営業マン、保険の審査担当、レジ係、レストランの案内係、ネイリスト、ホテルの受付係、簿記や会計の事務員…。

正解は、今後10~20年でなくなると予想されている職種や職業です。

なんとも恐ろしい予想ですが、実はこれでもまだまだほんの一部に過ぎないといわれています。銀行マンって、エリートじゃないの?と思ってしまいますが、メガバンクでは、すでに大量のリストラが行われていることを皆さんもご存じなのではないでしょうか。この怖い状況を生み出している犯人は、もちろん不況でも環境破壊でもなく、「AI」です。

AIとは「Artificial Intelligence アーティフィシャル・インテリジェンス」の略で、人工知能のこと。人間の知的な行動の一部をコンピュータで、人工的に再現することが目的です。コンピュータがたくさんの事例を経験として学んで、人間のように柔軟にタスクをこなしていきます。

たとえば便利なお掃除ロボット。これは身近でわかりやすいAI活用の事例で、私たちの生活を便利にしてくれる一方で、その便利さと引き換えに、職業がなくなってしまうという負の現象もあるということです。そんな悲観論がある中で、むしろ雇用が増えるケースが多いと予想する専門家も多く、意見が二分化しているのが現状です。そこで今回は、女性にとってのメリットとデメリット、そしてAI時代にこそ女性が輝く職業について考察してみました。

目次

  1. 残る仕事は「創造性」と「対人能力」が求められるもの
  2. 単純労働はAIに任せて、人間はクリエイティブに働く
  3. AI時代、実は女性に有利な時代になりそう
  4. リスクを恐れずにチャレンジする時代に!

1.残る仕事は「創造性」と「対人能力」が求められるもの

AI時代において淘汰される職業がある一方で、反対になくならない職業は何だと思いますか? 特徴は2つあるといわれていて、「創造性の高い職業」と「高いコミュニケーション能力が求められる職業」だそうです。たとえば教師、カウンセラー、コンサルタント、弁護士、デザイナーなどが該当しそうですが、深く掘り下げたらもっとありそうですね。

つまりAI時代に淘汰されないために必要なキーワードは「創造性」と「対人能力」です。AIによってどれだけの仕事が自動化され、失われるかを考えることも重要ですが、むしろ反対にどのように需要を掘り起こし、どのような仕事を創造するのかという視点も同じく重要ではないでしょうか。

たとえば今後なくなると予想されるネイリストだって、単なる技術だけではなく高いコミュニケーション能力や悩み解決能力などを武器にすれば、カリスマネイリストとして今以上に稼げるのかもしれません。「創造性」と「対人能力」を磨いて、AIに負けない付加価値を提供できれば、まだまだ人間にだって対抗できるのではないでしょうか。そんなふうに、今の仕事の将来予測をしながら、一度自分のキャリアについて考えてみることをおススメします。大切なのは、創造性・対人能力、そしてポジティブさです。

2.単純労働はAIに任せて、人間はクリエイティブに働く

AI時代の到来で、まず間違いのないことは単純労働がなくなっていくということ。それから、影響を受けない職業は存在しないだろうということです。どんな職業であれ、確実に働き方に影響が出るといわれています。単純作業はAIに任せて、人間はより高度な判断やクリエイティブなアウトプットをしていく。あくまで重要な判断は人間が行い、人間がAIを部下やアシスタントのように使っていくのが理想です。そのためには、上記にもあるように創造性や対人能力を高めるための努力が必要です。

それでも創造性やコミュニケーション能力に自信がないという女性も多いかもしれませんがご安心ください。そもそもAIは、人口減社会でも生産性を落とさずに、経済発展を遂げるために開発されたという側面があります。つまり人間を苦しめるものなら、それこそ本末転倒なのです。人間を苦しめないという前提で、来るAI時代に良い意味でポジティブに備えるというのが実は正解なのかもしれません。

3.AI時代、実は女性に有利な社会になりそう

女性と男性の違いとして挙げられるのに脳の違いがあります。女性脳、男性脳と呼ばれるものです。たとえば男性脳は結果重視で、女性脳はプロセス重視だとか、男性脳は解決したがり、女性脳は共感したがるとか。個人的には、なるほどなぁと思うところが多いです。

そういった女性と男性の違いは、AI時代にも当てはまるそうです。そして、男性の得意なロジカルな思考や解決能力は今後AIが担うので、それほど重視されなくなる可能性があります。そうなると確かに男性には不利なのかもしれません。

女性ならではの共感力や包容力で、顧客の心に寄り添ったり、サポートしたりする能力を磨くことで、女性が活躍する場面が増えるでしょう。つまりAI時代は、競争の枠組みやルールまでも大きく変えてしまう可能性が高く、女性に有利な要素の多い時代といえそうです。

4.リスクを恐れずにチャレンジする時代に!

そもそもの発想として、AIは人間の生活を豊かにするためのものとして考えられています。特に今後人口減少が避けられない日本においては、まさに救世主のような存在でもあります。AI時代はいろいろな競争優位が変わる時代でもあり、また自分のやりたいことや目標に向かって、よりチャレンジができる時代ともいえるでしょう。

ベーシックインカムという言葉を聞いたことがあると思いますが、これは簡単にいうと働かなくても生きていくお金が得られる制度です。もちろん今の日本でも、セーフティーネットとしての生活保護などはありますが、それとは違う経済社会自体の変革です。AIにより、少人数で最大の収益を得る社会となることで、働きたくない人は働かなくて済む時代の到来がすでに予測されています。

20年後の65%の職業は、今はまだ存在しないものだと言われています。今年生まれた赤ちゃんの65%は、そんな存在しない職業に就くのです。小学生のなりたい職業の3位がユーチューバーという時代ですが、ほんの10年前にはHIKAKINもいませんでした。さぁ、10年後のあなたは何をしていますか?