【エッジーナの名言】 ヴィクトリア・ベッカム「情熱がないと良い結果は生まれないと思うわ」

“仕事はまるで「とても上手にできる趣味」のような感じ。多くの人が情熱と仕事を結びつけていないようだけれど、情熱がないと良い結果は生まれないと思うわ。“

――ヴィクトリア・ベッカム

ヴィクトリア・ベッカム(1974)

モデル、女優、実業家

 

モデル、女優、実業家と様々な顔を持つヴィクトリア・ベッカム。元サッカー選手のデイヴィッド・ベッカムと結婚し、4人の子どもを出産しています。多忙な日々を過ごしながらも、育児も仕事も常に全力投球しているスーパーウーマンとして世の中の女性の憧れの的となっています。

 

1974年イギリスの高級住宅地で生まれたヴィクトリア。高校生の時に観たミュージカル『フェーム(Fame)』に感銘を受け、17歳から専門学校でダンスやモデリングを学びます。その後、順調にオーディションに合格し、世界的スターグループのスパイス・ガールズの一員として歌手デビュー。当時はポッシュ・スパイスの名前で活動をしていました。

さらに歌手として人気絶頂の1999年、同じく世界的なスターであったサッカー選手のデイヴィッド・ベッカムと結婚し、その年に長男を出産します。ベッカムの人気は日本でもうなぎ上りだったため、当時はかなり大きな話題となりました。

公私ともにサクセスストーリーを歩み続けているかのように見えるヴィクトリアですが、実はその裏では辛い挫折や試練も味わっているそうです。特にスパイス・ガールズで活動していた頃は、自分の実力ではなく、他のメンバーのおこぼれで注目されているという劣等感を持って悩んでいたのだとか。また、歌手からファッションデザイナーに転身した時も、過去のゴシップや豪華なライフスタイルのイメージが先行したため、世間からは「セレブのお遊び」だと揶揄されていたそうです。レッドカーペットでお気に入りのデザイナーの服を購入して着用した際は、そのブランド側から「着ないでほしい」とまで言われたこともあったそうです。

しかし、彼女は周囲の冷たい視線に負けることなく地道な努力を続けました。サマンサ・タバサ、リンダ・ファローといった一流ブランドの元でデザインを学び続け、ビジネスでは子どもを寝かしつけた後に朝までスカイプ会議をすることも頻繁にあったそうです。

こうした本気の努力が実を結び、2008年に自らの名前を冠したブランド「ヴィクトリア・ベッカム」のファッションショーをニューヨークで開催。2011年にはイギリスで「デザイナー・ブランド・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、ロンドンに店舗をオープンすると、こちらも大成功。名実ともに実績を残し、「最も成功した起業家の一人」と言われるまでになりました。

ヴィクトリアは家事・育児・仕事の全てに全力投球を捧げる人です。その原動力となるのは、底知れぬ強い情熱。慌ただしい生活を送りながらも、毎日ベストを尽くせるように取り組むには、心の内側から沸き起こる情熱が欠かせません。彼女の成功の秘訣は、そのための努力や行動を心から楽しんでいることだと思います。常に全力投球で、情熱的に楽しむ。それが、周りの評価や疑念を覆すような大きな成功へとつながったのでしょう。