【エッジーナの処方箋】教養は美術展で身につける! この秋おすすめの美術展

最近、日本のビジネスパーソンが世界で活躍するためには、美術に関する教養が必要だという気運が高まっています。

 

古くから欧米のエリートたちは、必須教養として美術史を専攻しています。

一方、日本は美術教育において世界から遅れをとっていましたが、グローバル化が進むにつれ、ようやく美術史の重要性が認識されるように。

いまでは企業向けの研修などでも、美術史のセミナーが増えてきているのです。

 

グローバルに活躍するエッジーナになりたいなら、美術に関する教養はぜひとも身につけたいもの。

また、世界のエリート男性との結婚を目指す場合も、社交の場で役立つ美術史の教養は必須です。

 

今回は、キャリアウーマンもしくはエリート男性のセレブ妻になりたい女性が身につけるべき美術に関する教養と、現在開催中のおすすめの美術展をご紹介します。

 

〈目次〉

1. 美術作品を知ることは、作品の背景にある歴史を知ること

2. エリート男性をオトすなら教養は必須!

3.この秋開催のおすすめ美術展

 

 

1.美術作品を知ることは、作品の背景にある歴史を知ること

日本の美術史ブームに火をつけたのは、2017年に刊行された西洋美術史家・木村泰司氏の著書「世界のビジネスエリートが身につける教養『西洋美術史』」だと言われています。

今まで日本では、美術というと感性で観るものだと捉えられがちでした。

けれども木村氏は、「西洋美術史を知ることは、世界の歴史や価値観、文化を学ぶことだと言います。

 

たとえば、古代ギリシャの彫像が裸ばかりなのは、その時代の価値観が反映されているからです。

ギリシャ人は「美しい男性の裸は神への捧げもの」という思想から、男性の肉体美を称えました。こうした時代背景から、男性の肉体美を追求したギリシャ彫刻が発展したのです。

 

このように、美術作品の背景には、その時代の歴史や価値観、文化が隠れているもの

これらを知ることで、いままで以上に美術が楽しめるようになるだけでなく、グローバルスタンダートの教養を得ることができます。

 

日本のみならず世界で活躍するキャリアウーマンを目指すなら、ぜひとも美術作品の時代背景を語れるようになっておくことをおすすめします。

 

 

2. エリート男性をオトすなら教養は必須!

世界で活躍するエリート男性は、自分に見合う知性や教養をもった女性と付き合うことがほとんど。

質の高い会話や教養を好むだけだけでなく、社交の場に最愛の女性を連れて行きたいという思いがあるからです。

 

エリート男性と結婚してセレブ妻になる!」と目論む女性は、美術史を学んで教養を身につけ、社交場でも堂々とふるまえる女性を目指しましょう。

 

 

3.この秋開催のおすすめ美術展

本などから美術史の知識を得ることも大事ですが、美術の教養を得たいなら、やはり本物の美術作品にふれるのが一番です。

そこで、現在都内で開催しているおすすすめの美術展をご紹介します!

 

  • コートールド美術館展 魅惑の印象派(東京都美術館)

イギリスが世界に誇る、印象派・ポスト印象派の殿堂、コートールド美術館。

ルノワールの『桟敷席』やマネの『フォリー=ベルジェールのバー』、モディリアーニの『裸婦』など、同館の改修工事によりめったに貸し出されることのない名作が来日することになりました。

 

コートールド美術館は美術史や保存修復においても世界有数の研究機関です。

本展覧会では研究機関としての側面にも注目し、作品の時代背景、科学調査によって明らかになった制作の過程なども紹介。

 

印象派が西洋美術にもたらした革命とはなんだったのか、自分なりに考えながら鑑賞してみてはいかがでしょうか。

 

会期:2019年9月10日(火)~12月15日(日)

ホームページ:https://courtauld.jp

 

 

  • ゴッホ展(上野の森美術館)

日本でも一二を争うほどの人気画家であるゴッホ。

日本の浮世絵からの影響を大きく受けていることでも有名です。

 

本展覧会では、ゴッホに影響をあたえた画家たちの作品を交えながら、彼が画家として独自の画風を確立するにいたった変遷をたどります。

印象派を超える新たな芸術を模索し、対象にまつわる自分の感情をあらわす「表現主義」の先駆者となったゴッホの人生や時代背景を知ることで、より作品を深く味わうことができるでしょう。

 

ホームページ:http://go-go-gogh.jp

 

 

  • バスキア展 メイド・イン・ジャパン(森アーツセンターギャラリー)

1980年代のアートシーンを席巻し、27歳で夭折したバスキア。

白人至上主義の現代アート界において、アフリカの民俗や人種問題といった黒人アーティストならではの主題を持ち込みました。

 

82年に初来日して以降、頻繁に個展やグループ展を開催していたバスキアは、日本とも縁の深いアーティストです。

当時バブル景気を迎えていた80年代の日本の世相を反映した作品もあるほど。日本人ならではの視点でバスキアを語ることができれば、海外の人との話も一層はずむのではないでしょうか

 

会期:2019年9月21日(土)〜 11月17日(日)

ホームページ:https://www.basquiat.tokyo


 

以上、美術に関する教養の大切さや、今おすすめの美術展をご紹介しました。

美術に関する教養を深め、より知的で素敵な女性を目指していただければ幸いです。