春の終わりが近づき、そろそろ夏を迎える時…
【エッジーナの処方箋】部屋干しでもふんわりタオルに仕上げる方法
もうすぐ梅雨の時期。ジメジメとした雨の日続きで、やむなく洗濯物を部屋干しする機会も増えるでしょう。その時、気になるのが部屋干しのニオイ。
特に毎日の生活の中で使う機会が多いタオルは、使い古したものほど乾きにくく、嫌なニオイが発生することもあります。
そこで、使い古したタオルを部屋干しでもふっくら仕上げる方法を調べてみました!
<目次>
1.タオルは乾きにくい洗濯物の代表格
2.使い込んだタオルを素早く乾かす3つの方法
3.お洗濯マイスターの動画をチェック!
1.タオルは乾きにくい洗濯物の代表格
生活の必需品であるタオル。毎日使うものだから洗濯する頻度も多い一方、部屋干しだと乾くまでに時間がかかり、ニオイも気になるということはありませんか。大手メーカーのライオンの調査によると、普段部屋干しをしている女性が早く乾かしたいアイテムは、バスタオルやタオル、タオルケットなどタオル生地のものなのだそう。
実は、タオルは使い込むほど乾きにくくなるという実験結果があります。それは、洗濯を繰り返すことで、タオルのパイルが潰れて水が蒸発しにくくなったり、タオルの繊維間の結合が壊されて内部に水分が入り込んだりするため。つまり、使えば使うほど洗濯・脱水直後の含水量が増加し、乾きにくくなるのです。
使い込んだタオルは乾きにくいだけでなく、嫌なニオイが発生することも。また、手触り、風合いも悪くなっていきます。中でも乾きにくく洗濯に手間がかかるバスタオルについては、その利用自体を控えてしまう人もいるようです。
2.使い込んだタオルを素早く乾かす3つの方法
特に梅雨の時期はやっかいな「タオル乾かない問題」ですが、ちょっとした工夫で一気に乾きやすくする方法もあるのだとか。
伝授してくれるのは、「お洗濯マイスター」と呼ばれる山縣 義文さん。あのライオンで30年にわたって洗浄剤の研究開発に取り組みながら、正しい洗濯の方法を世の中に広める「洗濯のプロ」です。
お洗濯マイスターがポイントに挙げたのは、「脱水直後の水分量を減らすこと」と「干し方」の2点。具体的に3つの方法を挙げてくれました。
1.脱水時間を延長する
脱水直後の水分量が少なければ少ないほど、当然タオルは乾きやすくなります。洗濯機の脱水時間の設定を通常より少し長くするだけでも、水分量を減らすことができます。
2.脱水直後にふりさばく
脱水後、洗濯機から取り出したタオルを10回程度、パンパンッと振りさばく。ちょっとしたことですが、これでも随分水分量が違うのだとか。
3.タオルの裾を揃えずにずらして干す
最後は干し方のコツ。タオルを干すときに、両端の裾を同じ高さに揃えるのではなく、どちらか一方を少しずらして干してみましょう。これだけで一気に風通しがよくなり、乾き上がりが早くなるのです。
紹介した3つの方法は、すべて行わなくても大丈夫とのこと。自分にとってやりやすい方法を実践するだけで、タオルの乾燥時間は短縮できます。部屋干し派の方はぜひお試しください!
3.お洗濯マイスターの動画をチェック!
現在、ライオンでは「お洗濯マイスターが教える、ふっくらタオルのお洗濯術」というWeb動画をYoutubeで公開中!上記の3つのポイントを映像でより分かりやすく紹介してくれています。
部屋干しをマスターして、梅雨の時期もふんわりタオルで快適に過ごしましょう!