”自慢ではないが” と書くと謙虚なふりを…
【実録!ラクして美魔女〜】 No.030 コスメは美容整形級に進化している⁉
ババア(私)は毎日、忙しい。
ウチの家族構成は犬2匹と旦那が一人。「亭主元気で留守がいい」とはよく言ったもので、旦那は出張が多いので、殆ど世話はしなくてよいから楽である。
やはり、世話が焼けるのは二匹の犬。次女のドリーちゃん3歳は毎朝5時45分キッチリにゴソゴソと起きだし、私をリビングへと誘う。ドリーちゃんに誘われるまま、リビングのソファーでウトウトと二度寝をしていると6時15分キッチリにアンジィ婆さん13歳がやってくる。
そこで、私はまだ眠い目を擦りながら、歯を磨き、顔は洗わずに日焼け止めクリームだけ顔に塗り、二匹を散歩に連れて行く。のび太君がメガネを外した時のような眼で犬を連れて歩く姿はどっちが散歩に連れて行ってもらっているか分からない絵面である。
散歩から帰ると、待ってました! と、言わんばかりに二匹は尻尾をフリフリして台所に私を誘い、ごはんの催促。私の朝ごはんより上等なドックフードを食べる。それを横目に自分の朝食、納豆ごはんの準備。
ごはんが終わったら、二匹の歯磨きをしてナノヒアルロン酸スプレーでブラッシングをする。そのあと、二匹は優雅にソファーでまったり過ごしている。
一方、私は大慌てで出勤の準備。烏の行水のようにシャワーを浴び、化粧する時間もままならず日焼け止めだけ塗って駅までダッシュ! 時間を逆算して支度をしているはずなのに、毎回時間が無くなりてんやわんやになるのが不思議だ。
そして、何気なく見た電車のガラスに映っていた、つり革を握り疲れきった自分の顔にギョッとする!そこには冴えない顔をしたババアが亡霊のように立っていたのだ! 冷静に考えて、やはり四十路過ぎの女のすっぴんは公害に近いかも知れぬ… 己のすっぴんを見て深く反省。
その日の退勤後、デパートのコスメコーナーへ直行
まずはコスメコーナーをウォーキング。各メーカーの美容部員のメイクをチェック。大体がシーズンのイチオシ商品でメイクをしているので、メイクをみれば各メーカーのテイストが良く分かる。ここで自分がどういうメイクをしたいか選択して、気に入ったメーカーに入ることにしている。
20代後半~30代前半はRMKが好きだったので、そこでしかメイク商品は買わなかったが、御年43歳の私にはフィットしないことが多くなってきた。そもそも、RMKのターゲット層は20代後半~30半ばくらいであろう。私にRMKが似合わなくなってきたのも仕方がない。だから、数年前からはRMK信者を卒業した。もっと、他の化粧品メーカーにも目を向けようと思ったのだ。とはいえ、RMKは名品も多いく、UVフェイスプロテクターは何十年も使っているし、たまにリップやアイシャドーを買ったりもする。
でっ、公害のようなすっぴん面を下げて入ったのがアディクション。美容部員のメイクが秋らしくて一番カッコよかったのだ。
ここではナチュラルで艶っぽい仕上がりになる「ザ スキンケア ファンデーション」を試した。このファンデは美容液成分がたっぷり入っているのでスキンケア効果が高いのだとか。
美容部員が手を加えてくえたおかげで、肌が見違えるようにイキイキした。ついでにチークやリップも塗ってもらい、ぼやけた顔を綺麗に仕上げてもらった。このように化粧を施してもらうたび思うのがファンデは年々進化している。自分がなりたい肌に確実に近づけてくれるからだ。
各化粧品メーカーのライバルは美容整形
今は、各メーカーのライバルは美容整形だという。それくらいの効果が得られる商品の開発に切磋琢磨しているらしい。
綺麗になるって、単純に気分がいい。化粧もエチケットだ! と己の心に叩き込み、デパートを出る、ルンルンなババアであった。