”自慢ではないが” と書くと謙虚なふりを…
【実録!ラクして美魔女〜】 No.005女は皆、有村藍里と自分をダブらせている。
ここ数週間、Yahoo!ニュースでピエール瀧と有村藍里の名前を見かけなかったことはない。
どうやら、フジテレビ『ザ・ノンフィクション』で有村藍里の整形ドキュメンタリーが放送され、世の女がざわついているのだとか。
『ザ・ノンフィクション』フリークの私だが、野暮用の為、この回を見逃してしまっていた。
なんと、この回は視聴率8.9%をマークし、今年度の同番組最高視聴率となったというからタマゲタ。
有村藍里は有村架純という国民的女優を妹に持ち、妹と比較されて何度も苦虫を噛む思いをしたのだろう。
確かに口元はおブスであったのは確かだが、一般人ならその程度の人はゴロゴロいる。だが、芸能界という土俵の上にあがってしまった以上、一般人以上に欠点いじられてしまう。
何より、”自分自身が抱えるコンプレックスとの付き合い方に限界”を感じて悲鳴を上げていたんだと思う。
自分の子が整形したいと言ったら止めるだろうが、芸能人であった場合は止められない。だって、それでオマンマを食っているのだから、度が過ぎない限り、商売道具をカスタマイズするのに文句は言えない。
私はこの場で「ラクして美魔女~」なんて、呑気な連載を繰り広げ、日々フォトフェイシャルだのマッサージだのやってはいるが“整形”には手を出してはいない。
それは単に注射や刃物が怖という、子供じみた理由に過ぎない。痛くなくてリスクもなく金も有り余っていたら、やり放題だったに違いない。
しかし、何故リスクも痛みもあるのに女は整形するのだろうか?
それは上記に書いた“自分自身が抱えるコンプレックスとの付き合い方に限界”を感じてしまったからなのだ。
女は誰しも、有村藍里のようにどこかしらコンプレックスを背負って、整形をも頭をよぎっているのである。
この私も一度だけ整形という誘惑に引き寄せられそうになったことがあった。
生まれて初めて美容整形外科に行った時のことである。
シミとタルミをなくしたいと思い、フォトフェイシャルのカウンセリングに行った時の話だ。
女医にカウンセリングを受けているとシミやタルミに関係ないエラを指摘され、「ちょっと、エラ張ってるよね。ボトックスで直ぐに小顔になれるよ。」と言われたのである。
その後も女医の口は閉じることなく「あとね、リフトアップはこの糸で引き上げればあっという間に若返るよ。歯科用の麻酔で今この場で出来るよ」と簡単に言ってきたのである。
女医のデスリに少々立腹したが、「私もやっているし、スタッフも殆んどやってるよ」と言ってきたので、悪気はなく最短方法教えてくれているのだと思うことにした。私は「痛みに弱いんで、フォトフェイシャルだけでいいです」と弱腰ながら断った。
自分が気にしていなかった部分を女医にホジクリ出されたが、不思議なもんでムカつきはしたがエラをどうにかしようとは思わなかった。
やはり、コンプレックスは人の声より、自分の声なのである。
だから、『ザ・ノンフィクション』を見て、女は有村藍里に自分を見ているようで、「愛しさと切なさと心強さ」を感じ応援したくなったのであろう。