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【エッジーナの処方箋】今度こそダイエットに成功する! 恐怖のリバウンドを防ぐ方法
暑かった夏が過ぎ、すっかり涼しい秋になりました。秋といえば“食欲の秋”。
美味しいものがあふれており、食べ過ぎで太りやすい季節です。
また、秋は夏バテで低下していた食欲が回復するとともに、
寒い冬に向けて栄養を蓄えようとする時期でもあります。
秋太りを解消すべく、ダイエットをしている方も多いでしょう。
でも、ダイエットで一番難しいのは、やせることではなくやせた体を維持すること。
ある調査によると、ダイエットを行った人の約60%がリバウンドしているという結果も出ているくらいです。
そこで今回は、ダイエットで減量した後にリバウンドを防ぐ方法をご紹介します!
〈目次〉
- リバウンドする原因
- リバウンドを防ぐ方法
1. リバウンドする原因
- 無理なダイエットで筋肉が落ちるから
無理なダイエットで体重を落とすと、脂肪と一緒に筋肉も落ちてしまうため、代謝が落ちてしまいます。
そして、代謝が落ちた状態で食事量を元に戻すと、いままで消費していたエネルギーが消費できなくなるため、脂肪が体につきやすくなり、リバウンドしてしまいます。
- ホメオスタシス(恒常性維持機能)が働くから
人間には、体内環境を一定の状態に保ちつづけようとする「ホメオスタシス」という機能が備わっています。
人間が生きていくために必要な機能ですが、ときにダイエットにとっては障害物となります。なぜなら、ホメオスタシスは変化を嫌うため、ダイエットによる体重の減少を止めようとするからです。
ダイエットで食事を減らすと、はじめは順調に体重が落ちていきますが、ある時期になると体重が落ちなくなる「停滞期」がやってきます。
停滞期は、エネルギーの摂取量が減ったことで体が飢餓状態にあると判断したホメオスタシスが、エネルギーの消費量を抑えようとする現象のこと。ホメオスタシスが働くと、ダイエットをやめて食事量を元に戻してもエネルギー消費が以前よりも減少しています。
そのため、ダイエットをはじめる前よりも余分な脂肪が蓄積されやすく、リバウンドしやすくなってしまうのです。
- 満腹ホルモン「レプチン」が減るから
レプチンとは、脂肪細胞から分泌されるホルモンの一種です。脳の満腹中枢を刺激して食欲を減らす働きがあるため、“やせ薬”のような効果が期待されています。
レプチンは脂肪細が多ければ多いほど、分泌される量が増えます。一方でダイエットによって体脂肪が減りはじめると、レプチンの分泌量も減っていきます。
ダイエットをやめて食事の量を元に戻せば、レプチンの量も増えていきますが、適正量に戻るまでに約1ヵ月かかります。
つまり、ダイエットをやめて1ヵ月はレプチンの量が少ないため、食事の量を元に戻しても満腹感を得にくいのです。
そのため、満腹感を得ようとつい食べすぎてしまい、リバウンドにつながりやすくなります。
2. リバウンドを防ぐ方法
- 1ヵ月5%以内の減量を目指す
ホメオスタシスは急激な変化を嫌うため、無理な食事制限によって急激にやせようとすると、代謝を下げてエネルギー消費量を減らそうとします。
ホメオスタシスを機能させないためには、脳が体重の変化に気づかないよう、少しずつやせていくのが理想です。
目安は1ヵ月5%以内の減量。50kgの人なら、1ヵ月2.5kg以内の減量にとどめましょう。
- よく噛んでゆっくり食べる
レプチンの分泌量が適正量に戻るまで約1ヵ月かかります。その間は食べ過ぎを防ぐため、いつも以上によく噛み、20分以上かけてゆっくり食べるようにしましょう。レプチンの分泌量が適正量に戻れば、リバウンドを防止しやすくなります。
- 筋トレで筋肉の減少を防ぐ
ダイエットで脂肪だけを落とすのは難しく、どんなにがんばっても体の60%程度しか脂肪は落ちないと言われています。
筋肉の減少による代謝低下を防ぐには筋トレが一番。
体の筋肉量の70%が集中していると言われる下半身を中心に、筋トレを習慣化しましょう。なお、リバウンドを防ぐためにも、ダイエットをやめたあとも筋トレを続けたほうがいいのは言うまでもありません。
以上、リバウンドを防ぐ方法についてご紹介しました。
せっかく苦労してやせても、リバウンドすれば元も子もありません。くれぐれも短期間で一気にやせようとせず、無理のない範囲で少しずつ減量していきましょう!