【実録!ラクして美魔女〜】 No.018 NY ハイカロリー悪魔飯へのいざない

NYに来て数日経つが、ここにいると自分が貧相に思えてくる。その訳は、NYの女子たちのボディラインにある。ピチピチのショートパンツを穿き、デカイ尻をプリプリさせて歩く姿はセクシーダイナマイト。それに比べると東洋人の私なんて、どっちが前か後か分からない貧相な瘦せっぽっちだ。

 

街を見渡せば、至る所にハイカロリーフード店やホットドックの屋台が軒を連ねている。日本にいる時はギャグかと思っていたが、歩きながらホットドッグを食べているニューヨーカーを何人も見た。

 

そんな、光景を目にしているうちに感覚がバカになってしまい、もう少し太った方が良いんじゃないかとハイカロリーの悪魔飯に簡単に誘われてしまった。

 

ぴつこ編集長は意識が高いんだか低いんだか分からないところがあり、日本にいる時は思い立った時に断食ダイエットやパーソナルトレーニングをやっているが、タガが外れると爆食に走りハンバーガーやピザを鬼のように食べる。思い立った時にストイックなダイエットをやるより日々の食生活を気を付けたらどうかと、ぴつこ編集長のに言った所、サメのような目で睨まれて殺されかけたのでそれ以来、余計なことは言わないようにしている。正論とは時に人を傷つけ怒らせる。

 

で、タガが外れた、ぴつこ編集長と私は連日、ハイカロリー悪魔飯を不気味な高笑いをしながら楽しんだそうな。

 

さてさて、私たちが楽しみ尽くした悪魔のハイカロリー飯をちょっとご紹介。

 

 

朝から、ホールフーズマーケットで砂糖たっぷりのシナモンドーナツを食らう。

 

 

そのあとは、電車に乗ってガイドブックに載っていたTwo Little Red Hensへ、ニューヨークチーズケーキを食べに出かけた。

 

ここのケーキはファンも多く、遠方から買いに来る人も多いのだとか。ガイドブックの前評判通り、ニューヨークチーズケーキは絶品であった。濃厚なチーズとレモンのようなさっぱりとした酸味が口の中で上手いこと遊泳する。男には溺れたことはないが、このニューヨークチーズケーキには簡単に溺れてしまった。

 

ランチは、ニューヨークで一二を争うほど旨いハンバーガーが食べられるという『コーナー・ビストロ』へ、行くことに。まだ、チーズケーキも胃の中にいるというのに、食い意地がはっている四十路過ぎのババアとオカマ。

 

アメリカンクラッシックの店内では昼間からビールを飲んでいるメタボオヤジが。なんともアメリカらしい光景だ。

私たちは店の看板メニューのビストロバーガーとコーラを注文。パティの焼き方は、ぴつこ編集長がミディアムレアで私がミディアム。

 

 

テーブルに運ばれてきたハンバーガーは、ずるいくらいに旨そうだ。テーブルに置いてあるケチャップとマスタードをかけて大きな口でハンバーガーを頬張った。私は思わず「マイウー」と発し、ぴつこ編集長は「どんだけー」と言った。ちょっと、古い言葉のチョイスも四十路過ぎならでは。パティは肉の味がしっかりしていて、バンズはパティを引き立たせるように主張控えめのやさしい食感。それにフレッシュ野菜にアクセントのピクルスも絶妙だ。

これだけ食べても、NYだと「食べ過ぎちゃった…」など、後悔はしない。だって、この街では私は瘦せっぽっちなのだから。

だが、この間違った余裕が仇となり体重増加に… 日本に帰って慌ててパーフェクトラインに駆け込むのであった。ガーンー