一回目から、大好評の『編集長ぴつこの悩み…
『編集長ぴつこの悩み相談』幻想を思い描いてしまっている、昭和女の婚活
今日から連載がスタートする『編集長ぴつこの悩み相談』
W2.0の”ぴつこ編集長”とは…
ナイジェリアでエリートサラリーマンの日本人の父とナイジェリア人の母との間に生まれる。
幼少期は北千住で暮らし、乳母に育てられ、何不自由なくスクスク育つ。
高校卒業後は親の勧めで日本の大学に進学するが日本の大学に退屈し、親から金を巻き上げ、勝手に渡米しアメリカの大学に通う。
そして、月日が経ち、日本へ帰国した時には今のようなビジュアルに仕上がっていた。
後にエリートサラリーマンの父はこの時のことを「性転、いや、青天の霹靂とはこのことだ」と語っている。
その後、ぴつこは編集者や広告代理店を経てブランディング会社を起業。
癖は強めだが、様々な相談を百戦錬磨の如く解決していくとして、一部の根強いファンの要望で連載が決まったコーナーである。
毎回、ぴつこ編集長とアシスタントの根津ちゃん(♂)で繰り広げていきます。
「幻想を思い描いてしまっている、昭和女の婚活」の悩み…
根津「あっ、今日から新コーナーのアシスタントをつとめます。w.2.0編集部の 根津です。宜しくお願い致します」
ぴつこ「どーも ♪」
根津「スパンコールのお召し物がお似合いで」
ぴつこ「そうでしょ。ブラックバスの鱗じゃないわよ。スパンコールよ」
根津「だれも鱗と思っても言えませんでしたが、逆に言って頂いてありがとうございます」
ぴつこ「あんたさ、これギャグよ。あんたが緊張してるから自虐ネタぶっこんだんじゃないのよ! あんたって、バカ真面目よね~ あんたも、ねずっちです。とか言って謎かけくらいしなさいよ」
根津「そうでしたか。気付けずにすみません。それに謎かけは僕にはできませんので、ご了承下さい」
ぴつこ「しょうもない! 早くお悩み相談に行ってちょうだい」
根津「では、頂いたメールを読ませて頂きます」
ぴつこさん、初めまして。私は37歳のOL、S子です。私の悩みを聞いて下さい。
今、7年付き合っている彼氏がいます。基本的には優しく、海外出張に行くとブランドのバックなどを買ってきてくれたりします。年収も1000万くらいあり、ここまでは申し分はありません。しかし、いざ結婚となると、どうしても踏み切れません。理由は博打以外は全てやる彼氏なのです。キャバクラが好きでキャバ嬢とデートしたり、休みの日も昼間から酒を飲んでたりします。他にも私の家で歩きタバコをして灰を床に落としたり、だらしないです。
私は結婚願望もあり子供も欲しいので、他の人を見つけようと飲み会に参加しているのですが、良いなと思うと既婚者だったりします。知り合いに結婚したがっているイケメンを紹介してほしいと言ってみた所、そんな人はとっくに人のものだよ、と言われてしまいました。私はバリバリ仕事をしたい訳でなく、専業主婦になりのんびり過ごしたいです。友達には妥協も大事だと言われますが、優しくても不細工な男は嫌です。因みにタイプはミスチルの桜井さんです。
ぴつこさん、私はどこに行けば理想の男性と結婚出来るのでしょうか?今、付き合っている彼には数年前に「結婚しよう」と言われたことはあります。やはり、妥協しなきゃだめですか?
ぴつこさん、こんな私に良きアドバイスを宜しくお願い致します!
ぴつこ「この女、地獄に落ちるわね。しょうもない! 考えが甘いのよ!まず、S子さん自分の市場価値が一番高い時の感覚のままでいるところがヤバいわね」
根津「市場価値が一番高い時とは何でしょうか?」
ぴつこ「売り手市場の時よ。買い手がいっぱいいる時よ。一般的に、20代の頃は若くて肌もピカピカでさぁ、出会いもあるし、声もかけられるでしょう。S子さんのスペックは分からないけど、文章からすると20代の頃はそこそこモテたんじゃないかしら? けどね、S子さん、アナタもう40歳近いのよ。20代のモテモテの時のアナタじゃないのよ。はっきり言って、20代の時の市場価値はアナタには無いと思いなさい! 本当に結婚したければ、市場を変えなさい! アナタの理想を追いかけていたら、結婚は来世になります!!」
根津「僕もS子さんは相当甘いと思いますが、折角のメールですから…」
ぴつこ「はいはい。あのね、S子さん、そもそも専業主婦が楽にのんびり過ごしていると思っているのが間違えよ。楽な結婚なんてありゃしないわよ! 結婚して専業主婦になったら、楽が出来るバンザーイ! って、S子さんが見ているのは理想じゃなくて幻想よ! 仕事から解放されて怠けたいのよ! 結婚は楽するためにするんじゃないのよ! 昭和から抜け出せないでいる”昭和女”ね。もう、時代は令和なのよ。」
根津「妥協しなければいけないでしょうか?ともメールには書いてありますが」
ぴつこ「男の方が妥協だわよ。男に全て養われて、S子さんの結婚における役割って何なのかしら?何もしないでのんびり過ごすなんて、人形と一緒よね。そんな考えのS子さんと7年も付き合っている男の方が偉いわよ」
根津「しかしながらS子さんは、この男性とは結婚に踏み切れないと書いてあります。理由はキャバクラ通いにタバコでしょうか? 一方で年収1000万あり、その点は申し分ないとも書いてあります」
ぴつこ「だから、どっちもどっちなのよ。年収1000万は凄いかもしれないけど、キャバクラ行きまくって貯金0円で借金も沢山ある男なんてのもいるから。年収だけではなんとも言えないしね」
根津「では、どこに行けばS子さんの理想の男性はいるのでしょう? 因みにS子さんのタイプはミスチルの桜井さんだそうですが」
ぴつこ「そうね、本気で結婚を考えているなら、市場を変えることよね。今の日本で37歳の甘い考えしか持ち合わせていないS子さんが、イケメンで年収も良くてその上楽な結婚生活をさせてくれる男はいないに等しいでしょう。こうなったら海外にでも行って、S子さんの今の価値観をぶっ壊すしかないと思うのね。例えば、幸せの国ブータンに行って婚活してみるのもいいと思うわ。ブータンにもミスチルの桜井さん似はいるかもしれないしね… ということで、S子さん! 海外で婚活してみて下さいましーっ」
根津「僕も同感です」
ぴつこ「なんだか、あんたとは気が合いそうだわね」
来週もお楽しみに!