【本日のアゲ本】どうにもならない願い事は、出雲の神さまに“丸投げ”すれば解決!?

『開運・金運・恋愛運…願望成就を願うなら 「出雲の神さま」にまかせなさい』
清水義久 著/ 大和出版(2016年)

道ならぬ恋の悩みは神さまに運命を委ねよう

W2.0読者のように自立した女性であれば、すでに仕事も恋愛も自分の力で精一杯頑張っていることでしょう。でも、いくら頑張ってもうまくいくことばかりではありません。

頑張っても頑張っても願いごとが叶わない……そんな時におすすめしたいのが、本書が説く「出雲の神さまにお願いして願いを叶える」方法です。神頼みだなんて聞くと、自立心のしっかりした女性であればあるほど抵抗があるかもしれません。ただし、努力してもすべての願いごとが叶うわけではないのもまた事実。そんなとき、運や神といった「見えない力」に一度頼ってみるのは決して悪いことではありません

 

この世には、基本的に「プラスのエネルギーをもった人にはよいことが起こり、マイナスのエネルギーをもった人には悪いことが起こる」という原則があると言います。マイナスのエネルギーともつ人とは、我欲が強かったり、ネガティブなことばかり考えている人のこと。

このマイナスのエネルギーを持った状態では、いくら努力しても願いは叶いません。また、マイナスのエネルギーの持ち主は本来神さまと共鳴できない存在なので、いくら神頼みをしても願いが叶うまでには至らないと著者は述べます。

ところが、出雲の神さまだけは違います。本人のエネルギーをマイナスからプラスへと浄化し、その人を「よい人間」に導きながら願いごとを叶えてくれるというのです。出雲の神さまは願いがすでに叶っている世界から降りてきている存在であり、あなたがどんな道を進みながらゴールにたどり着くのかを把握しています。また、いまのあなたの願いが未来につながっていなくても、不可能なことを可能な世界へとつないでご縁をつくってくれます。出雲の神さまとは未来空間に存在する神々なのです。

個人的に神頼みがとくに有効だと思ったのが、不倫をはじめとする道ならぬ恋の悩みです。神さまは「生きとし生けるものすべてを幸せにしたい」という世界観をもった存在であるため、誰かを不幸にしてまであなたの願いを叶えることはありません。そのため、「奥さんがどうなっても不倫相手の彼と結婚したい!」といった願いは叶えられないでしょう。

では、どうすればいいのか。それは、「まず奥さんが幸せになりますように。そして、彼と私の関係がどうなったとしても、みんなが幸せでありますように」と願えばいいのです。その結果、彼と奥さんが別れてあなたと一緒になるかもしれないし、あなたには不倫相手よりもっとステキな男性があらわれるかもしれません。いずれにせよ、「関係者すべてを幸せにしてください」と丸投げされた神さまは、全員の未来を見たうえで、最適な答えを導き出してくれます。

本書では願いを叶えるための具体的な方法のほか、大国主命や素盞嗚命、月読尊といった出雲の神々の生い立ちや、出雲の神さまに出会える十社の神社を紹介しています。「出雲の神さま」に興味がある方は、ぜひ読んでみてください。