『やめてみた。 本当に必要なものが見えて…
【本日のアゲ本】運命の1枚が人生を変える
『自分史上最高にかわいく写る シンデレラ・フォトレッスン』
渕上真由 著/ サンマーク出版(2019年)
キレイに写った写真はセルフイメージを高める
SNS時代の昨今、写真を撮る機会も撮られる機会も格段に増え、写真写りがよくない人はコンプレックスを抱えやすくなっています。自分の写真を見て、「鏡だともっとかわいいのに!」「太って見える」など、ショックを受けた経験がある女性は多いでしょう。とはいえ、SNSのプロフィール写真がビジネスや恋愛に大きな影響をあたえる時代だからこそ、自信をもって人に見せられる1枚をもっていて損はありません。
写真写りをよくするノウハウは世にあふれていますが、本書は単なる小手先のテクニックを伝えるものではありません。写真の撮り方・撮られ方において一番大切なのは「写真を通じた自分とのコミュニケーション」であるとし、コーチやカウンセラーとして活動してきた経験をもつ著者が科学的・学術的な根拠からアプローチしています。
本書が目指すのは、「自分らしさ」が最大限に生かされた写真を撮ることです。女性の美しさは十人十色。万人受けを目指すのではなく、自分のチャームポイントを生かすことが一番大事です。たとえば、現代は色白肌が美人だとされていますが、小麦色の肌にも魅力や美しさがあります。自分の魅力を自覚し、もともともっていた美しさに気づくことが、写真写りを変える第一歩です。
キレイに写った写真が撮れると、自分のことがどんどん好きになり、セフルイメージが高まります。この効果をとくに感じていただきたいのが、ダイエット中の女性です。太った状態の自分を写真で見るのは嫌だと思いますが、「痩せてから写真を撮ろう」とは決して思わないでください。本書に書かれている「痩せて写るためのコツ」を実行すれば、痩せて写ることは可能だからです。そして、鏡で見るより痩せた姿を写真におさめることができれば、セルフイメージが「痩せた自分」に書き換えられます。すると、自然と「痩せた自分」にふさわしい行動をとるようになり、本当に痩せていきます。
写真は自己評価、そして他者からの評価を劇的に変えます。たかが写真、されど写真。自分史上最高の1枚を手に入れて、人生を変えてみませんか。