【本日のアゲ本】「日本が借金大国」は大嘘!? 消費増税は本当に必要ですか?

マンガでわかるこんなに危ない! ? 消費増税

消費増税反対botちゃん・藤井 聡 著/ビジネス社(2019年)¥

 

 

私たちは「物言わぬ大衆」なんかじゃない

 

10月より消費税率が8%から10%に引き上げられました

 

軽減税率制度やキャッシュレス決済によるポイント還元などを利用して、増税対策をしている方も多いでしょう。けれども、消費増税そのものに疑問をもち、異議を唱えている方は少ないのではないでしょうか。

 

本書の主人公である女子高生のあさみちゃんは、安倍総理に「消費税凍結」を直談判しようとしている女の子。消費増税賛成派の権力者たちを、あさみちゃんが次々と論破していくというのが本書のストーリーです。

 

そもそも、なぜ消費増税が必要なの?

 

私たちはマスメディアを通し「日本は1,000兆円の借金がある借金大国だ」というメッセージを受け取っています。

財政の健全化のためには、増税が必要である。そして、所得税と法人税は景気に左右されやすいので、消費税を上げたほうが安定した増税を見込めるというのが消費増税賛成派の理論です。

 

けれども、この「借金が1,000兆円」という話には盲点があります。

それは資産です。日本の資産は約1,000兆円。実は日本は世界一の体外純資産の保有国なのです。

 

とはいえ、「資産があっても借金がなくなるわけじゃない」と思うかもしれません。

では、その借金とは誰から借りているのでしょうか?日本の借金の45%は、日本銀行からの借り入れです。ですが、日本銀行とは日本政府内部の機関であり、ここからの借り入れは本来借金にはなりません。

つまり、借金が1,000兆円というのは嘘なのです。

 

さらに、残りの約半分は国内の金融機関からの借り入れとなっています。国内の金融機関にお金を預けているのは、もちろん国民です。つまり政府は、国民から借りているお金を借金だと言っているのです。

 

なぜそのような嘘をつき、私たちを騙そうとしているのか。気になる方は、ぜひ本書をお読みください。

 

 

大衆とは世論の空気に流されやすい人たちのことです。けれども、エッジーナである私たちは、決して物言わぬ大衆ではありません。おかしなことには「おかしい」と声を上げていきませんか。