【本日のアゲ本】モチベーション科学から見た、正しい目標達成の方法

『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』

ハイディ・グラント・ハルバーソン 著/ディスカヴァー・トゥエンティワン(2017年)

 

 

考え方のクセを直せば、最後までやり抜く力が手に入る

 

仕事の勉強に副業に英会話にダイエット……向上心や好奇心の強いエッジーナほど、仕事や趣味、自分磨きなどあらゆることに取り組み、忙しい毎日を送っていることでしょう。

けれども、向上心や好奇心がつよいからこそあれこれ手を出しすぎてどれも中途半端」「途中まではがんばるけれど、いつも目標を達成できずに挫折してしまうなどの悩みを抱えてしまうケースは少なくありません。

 

「今度こそ最後までやり抜きたい」「手っ取り早くなにかを習得したい」という女性におすすめしたいのが本書『やり抜く人の9つの習慣』です。

 

目標達成のカギは「習慣化」!

 

モチベーション科学の第一人者である著者が「心理学的に正しい目標達成の方法」をまとめています。

 

以下は、目標達成に寄与する習慣の一部です。

 

  • 最後までやり抜く

目標達成には、地道な努力を我慢づよく続ける力が不可欠です。つらいときや目標を投げ出したくなる瞬間があっても、最後までやり抜くから成功を手にできるのです。

 

成功者や努力を続けられる人の考え方には特徴があります。それは能力は経験や努力を重ねることで高めることができるというもの。

一方、途中で投げがちな人ほど、人の能力はもって生まれたものとして固定されていると考えがちです。けれども、その考え方は間違いです。

 

人の能力は決して固定的なものではなく、自分のがんばり次第でいくらでも伸ばせるものです。

 

最後までやり抜けないのは、能力がないからではなく、考え方にクセがあるからです。

物ごとが続かないという人ほど、自分自身の思い込みが成長を阻んでいないか注意深く観察してみましょう。

 

  • 筋肉を鍛えるように意志力を鍛える

意志力と筋肉は似ていて、どちらも使わなければだんだんと衰えていきます。

 

意志力を鍛えるには、気の進まないことを自分の意志でやってみるのが有効です。

たとえば間食にカロリーの高いスイーツを食べないなど、取り組む価値があると思うことならなんでもかまいません。

サボりたかったり誘惑に負けそうな瞬間があっても、その衝動に負けずに取り組み続ければ、次第に慣れてくるので大丈夫。

 

慣れてきたら、徐々に挑戦の難易度も上げてみてください。

 

  • 大きな目標はひとつに絞る

どれほど意志の力がつよくとも、限界はあります。

かぎりある意志力を有効に使うには、自分を追い込みすぎないのが一番。たとえば禁煙やダイエットといった困難な目標をどちらも達成したいなら、同時に挑戦するのは避けましょう

 

 

 

他にも本書には、目標達成に寄与する9つの習慣についてのエッセンスが詰まっています。

ページ数も120ページとコンパクト。忙しく、最短ルートでサクッと目標を達成したいというエッジーナの方はぜひお読みください。