【本日のアゲ本】ミニマリストの知恵を取り入れて、生活をちょっと便利に

 

『スマホひとつで暮らしたい』

飯島彩香 著/KADOKAWA2019年)

 

「ミニマリスト」の知恵を取り入れて、生活をちょっと便利に

 

どうやら、物を減らしてスッキリ暮らすと、あらゆることに“余白”なるものができて、生きるのが楽になるらしい… 「ミニマリスト」という言葉を耳にすることになり数年。世の中は、キャッシュレスが促進され、いわゆる「持たずに暮らす」というのを実践しやすくなったような気がします。

 

不要なものは手離し、そのときの自分に必要なものだけで暮らす……。ふむ。いきなりすべてを捨てるのは難しいにせよ、いらないものを捨て、掃除をし、整理整頓をしたあとの爽快感は他には代えがたいものがあります。

 

嘘か真か知らないけれど、「要らない物があることで、知らないうちにエネルギーは奪われていく」なんていうのも聞いたことがあるし、たしかにモノを減らすことはそう悪くないと思うのです。ゴチャゴチャしている、少しでもそう感じたら、見直すべきときがやってきたのかもしれません。

 

せっかく見直すなら、他人が快適に過ごすために実践していることを学ぶのもまた良いでしょう。完璧な「ミニマリスト」にはなれなくても、彼女たちの知恵と工夫は、私たちの生活をほんのちょっと便利にしてくれます。

 

本書はミニマリストになりたい人の入門書としても役に立ちますが、「便利なことやお得な情報を知りたい」人にもぴったり。

 

暮らしを便利にするための知恵、賢く使い・貯めて増やすお金のこと、生活に便利なサービスの紹介、時間をうまく使うための効率アップ術、旅行に行く際の豆知識と工夫……など、著者の飯島さんが実践する方法を余すことなく紹介してくれています。

 

すでにミニマリスト生活をはじめている人にとっては、当たり前で物足りない内容かもしれませんが、そうでない人にとっては目から鱗の情報多数です。

 

先が気になって、1日で読み終えてしまいました。

 

すぐに実践できる中で特に興味深かったのが「1か月で12万!不用品はフリマアプリで換金」というお話。今や、不用品は捨てずにお譲りする時代なんだ! 自分にとってはもう不要でも、誰かにとっては必要なものである……  これぞ、サークルオブライフかもしれません。

 

ためになる情報満載の1冊だったので、「なんかいい感じに暮らしたい」「整理整頓しようと思ってた」「お得に暮らす情報が知りたい」どれかひとつでも当てはまる方はぜひ手に取ってみてください。