【エッジーナの処方箋】職場で苦手な人と上手に付き合う方法

どの職場にもいる、ちょっと苦手な人や、合わない人。それがあなたの上司だったり同僚だったりすると、会社に行くのが憂うつになりますよね。

仕事の悩みとして常に上位にあがるのが「人間関係」です。「あの人さえいなければ、気持ちよく働けるのに…」そう考えて、イライラしてしまうことはありませんか?

今回は苦手な相手とうまく付き合うことで、仕事のストレスを減らす方法をご紹介します。

<目次>
1. 会社は仕事をする場所だと割り切る
2. 苦手な人との適切な距離をつかむ
3. どうしても我慢の限界なら、誰かに相談を
4. 苦手な人ではなく、味方を増やす

1. 会社は仕事をする場所だと割り切る

冒頭から少し厳しい言い方になるかもしれませんが、会社は友達を作る場所ではありません。会社とは、多くの人間が集まって仕事をするための場所。好き嫌いが仕事に影響するなんてことは本来あってはならないのです。

会社にはいろんなタイプの人がいますし、仲良くなるのを前提として集まっていないので、むしろ嫌いな人がいることが普通なのです。

誰だって何かしらを我慢して、仕事を円滑に進められるようがんばっている場所。それが会社です。なので、ある程度の割り切りも必要。別に嫌いな人がいることは良くないことではありません。スムーズに仕事ができてさえいれば、あなたが誰を嫌いでも、問題ないのです。

2. 苦手な人との適切な距離をつかむ

とはいえ、人間だからいくら仕事とはいえ感情があります。でも、どんなに嫌いでもその感情を職場で出すことは、あなたの株を下げることになります。

そこで、自分が損しないためにも、苦手な相手には「仕事仲間」だと割り切ってビジネスライクに接しましょう。ただし、必要最低限の礼儀は守ってください。例えば、ちゃんと挨拶する、仕事の話は好き嫌いを抜きにしっかりする、など。それさえできれば、お昼ごはんを一緒に食べたり、したくもない世間話をしたりする必要はありません。適度な距離を保ち、深入りしないのが心を平和に保つコツです。

3. どうしても我慢の限界なら、誰かに相談を

もし相手と同じ空気を吸うのもイヤなほど苦手だったり、昼休みや飲み会で一緒に過ごさなければいけなかったりする場合。

ちょっと冷静に、どうしてその人が苦手なのか考えてみてください。

もしかして、理由なく冷たくされていたり、セクハラやパワハラに当たる扱いを受けていたりはしませんか? お昼ごはんを断ると仕事がしにくい空気が出ているなら、それもパワハラです。

ささいなミスで強く怒られる、笑えない冗談を言われて傷ついている、女だから、男だからと決めつけて話される…。そういったことが続いているなら、誰かに相談しましょう。信頼できる同僚や上司、または会社のハラスメント相談窓口でも良いです。もちろん、家族や友達でも。

ハラスメントではないけれど、相手の話し方が嫌だ、雑な仕事のしかたが嫌だ。そういう場合は、もう「そういう人なんだ」とあきらめることも必要です。

「普通に話したり、仕事したりできない人なんだ」と考え、あとは気にしないこと。自分の仕事さえしっかりできていればよいのが、会社の楽なところです。

4. 苦手な人ではなく、味方を増やす

職場に苦手な人がいても、それ以上に味方が多ければ、気持ちはかなり楽になります。

この場合の味方というのは、一緒になって嫌いな人の悪口が言える相手ではありません。あなたの仕事ぶりを認め、何か困ったときに助けてくれる人たちのことです。

苦手な人の存在は憂うつですが、あなたの心がけ次第で職場を居心地のいい場所にしていくことはできます。ただし、本来の自分以上によく見せようと、無理をする必要はありません。与えられた仕事に集中し、味方を増やすことで、苦手な人の存在感は薄まっていくはずです。

どんな職場でも、苦手な人はいます。理由はないけど「なんとなく生理的に受け付けない」相手もいるでしょう。それはある意味、仕方がないことです。あまり考えすぎずに、今回紹介した方法を試してみてください。

ポイントは「相手に期待しすぎないこと」。もともとのハードルを下げておけば、イラっとさせられることもありません。そして仕事で溜まったストレスは、仕事以外の場所で思いっきり発散してください。そうやって心のバランスをうまく保ち、明日からもがんばってくださいね。