【エッジーナの処方箋】ココナッツオイル、その驚きの健康・美容効果

ここ数年のオイルブームのなかでも一際注目を集めているココナッツオイル。モデルのミランダ・カーをはじめとする海外セレブが愛用したことから一気に人気が高まりました。健康や美容、ダイエットに効果がある万能オイルだともいわています。

とはいえ、日本ではまだなじみが多い方も多いはず。そこで、W2.0では奥深いココナッツオイルの魅力について数回に分けてご紹介します。今回は、ココナッツオイルの主な効果についてご紹介します。

〈目次〉

  1. ココナッツオイルとは
  2. ココナッツオイルの主な効果

 

1. ココナッツオイルとは

ココナッツオイルとは、その名の通りココナッツから搾取されるオイルです。ココナッツの木からオイルがとれる実が育つまでに6年かかるうえ、1個のココナッツの実からつくられるオイルは70mlほど。とても貴重なオイルです。

ココナッツオイルは植物オイルの中ではめずらしく、飽和脂肪酸に分類されます。一般的に飽和脂肪酸は体脂肪として蓄えられやすい性質がありますが、ココナッツオイルに含まれる「中鎖脂肪酸」は脂肪として蓄えられず、エネルギー代謝がいいのが特徴です。

 

2.ココナッツオイルの主な効果

  • ダイエット

オリーブオイルや菜種油などの一般的なオイルには、長鎖脂肪酸が含まれています。この長鎖脂肪酸はとても分解されにくく、体に蓄積されやすいという性質があります。一方、ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、長鎖脂肪酸に比べて10倍もの速さでエネルギーとして分解されるため、脂肪が体に蓄えられません。

 

  • 美肌・アンチエイジング

ココナッツオイルには抗酸化ビタミンであるビタミンEが豊富に含まれているため、美肌効果やアンチエイジングが期待できます。また、保湿効果もすぐれているため、マッサージクリームとして使用すると乾燥肌対策になります。

 

  • アルツハイマー型認知症の予防・改善

ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、肝臓で分解されるとブドウ糖にかわるエネルギー源「ケトン体」になります。

アルツハイマー型認知症は、脳がエネルギー源としているブドウ糖をうまく利用できなくなり、脳内がエネルギー不足になってしまうことで引き起こされます。ココナッツオイルを摂取すれば脳にケトン体を補給することができるため、アルツハイマー型認知症の予防・改善に効果があるとされているのです。

 

以上、ココナッツオイルの健康・美容効果についてご紹介しました。ココナッツオイルは酸化しにくく、生活にも取り入れやすいオイルです。ぜひ飲み物に入れて飲むなど、気軽に取り入れてみてください。次回は、ココナッツオイルの種類と選び方についてご紹介します。