『フランス人は年をとるほど美しい』 ドラ…
【本日のアゲ本】あぁ、きっと私はこんなふうに美しく歳を重ねたかったんだ
『オトナの恋と女磨きと』
リリー 著/光文社(2016年)
美しく歳を重ねる女性の魅力と秘密を知る
海外のことにそれほど詳しいわけじゃないけれど、どうやら日本は女性が年を重ねることに対してネガティブらしい。日本で生まれ育った身だけれど、そういえば気がつけば「年をとるのがこわい」って思っていたような。
“ひとつ大人になる”。あんなにも輝いていた誕生日がくるのが、うっすらと憂鬱に感じるようになり、“年を取る”のが怖くなった。
「25歳になるの、怖い!」
「もう28だよ! 30までに結婚したい! 」
「30歳になっちゃう」
今考えれば、こういった発言はあるあるではあるものの、年上の女性たちに対してなかなかに失礼な発言ではあります。知らないうちに植えつけられた、「女は若いほど良い」という価値観。これはどこからくるもので、どうしたら取り払うことができるものなのでしょうか。
実は私は、20代の頃からとあることに気づいていました。
魅力のある女性は、年を重ねることをこわがらない。30代になるのが楽しみだ、と発言していることを。40代も50代も美しく歳を重ねていく姿が想像できます。
知らないうちにかかってしまっている、「年を取ることを怖がる呪い」。
この呪いを解くためには、美しく歳を重ねている人の考え方や思考に触れるのが一番。そんな人に手に取ってほしいのがブログ開設後1年で月間100万PV超えをしたカリスマブロガー、リリーさんの著書『オトナの恋と女磨きと』です。経験や実体験をもとに、イイ女の美しさの正体に気づかせてくれる一冊。
当たり前すぎて見過ごしてしまっていること、わかってはいるけどできていなかったこと、思いもよらぬ美の形……ページをめくるごとポロリと目から鱗が落ちます。
ここで、本書に出てくるうち、興味をそそるであろう見出しを一部ピックアップしてみます。
・女はいくつまで女でいられるのか?
・色気の正体
・エステの落とし穴
・美の基礎力をあげる
・オーラの正体
・オトナのダイエット論
・生意気な女の賞味期限
・美女のコミュニケーション術
・遅咲きのススメ
・自分がまず、理想の人になってみる
いかがでしょうか。
「これが気になる」というのがいくつかあったのではないでしょうか。
ちなみに私は、この一冊を1日……いや、数時間で読み切りました。止まらない、もっと知りたい。こんなに早く一冊を読み切ったのは久しぶりでした。
明日がくるのが楽しみ。年を取ることを、素直に「年を重ねる」と思えるようになりました。数年後の自分も、数十年後の自分も愛していきたいと思えるようになりました。いくつになっても美しい女性の秘密、しかと見たり。
自分を諦めない、もっとキラキラとした毎日を送りたい方へ。