【本日のアゲ本】災害時に備えて自分と家族の命を守ろう

 

【本のタイトル・著者・出版社】

“今”からできる!日常防災

永田宏和・ボーイスカウト日本連盟 監修/池田書店(2019年) 

 

「自分だけは大丈夫」なんてありえない

 

令和元年は、数百年に一度あるかないかと言われるほどの大型台風が日本列島に上陸した年でした。東京近辺の方は大型台風に慣れていないこともあり、未曾有の暴風雨に恐れおののいたことでしょう。

 

日本は地震大国でもあります。地下の構造上、地震を防ぐことはできず、今後30年以内に首都直下型地震が7割の確率で起きるとも予測されています。しかし、人間は「自分だけは大丈夫」と思ってしまう生き物。最低限の防災グッズは備えたものの、大地震が起きた場合、1週間食料の買い出しをせずに生活できる人は決して多くないのではないでしょうか

 

「災害に対して何をどれだけ備えたらいいのか分からない」そんな女性におすすめしたいのが本書です。自宅や会社に備蓄しておく食料品から災害時の情報源、避難所でのストレスを減らす方法まで、災害対策として最低限知っておきたい情報がまとめられています。また、ボーイスカウト連盟が監修しているため、キャンプやバーベキューを楽しみながら、日常生活の中で防災スキルをあげていく方法も紹介されています。

 

日頃から防災意識をもっていても、完璧な備えなどなく、常に「想定外」のことが起こるのが災害時です。だからこそ、災害が起きたときに自分の周りでどんなことが起こるのかを日常的に想像し、つねに知識をアップデートしていく必要があります。

 

いざという時に自分の身を守れるだけでなく、周囲の人を守ったり手助けしたりできる。そんな賢くつよい女性を目指したいという方は、ぜひ本書をお読みください。