【本日のアゲ本】効率的なインプット学習法で、仕事ができる女性になる

『すべての知識を「20字」にまとめる 紙1枚! 独学法』

浅田すぐる 著/ SBクリエイティブ(2018年)

「学んでもすぐに忘れる」では意味がない

仕事に恋に、家事に育児と、女性はつねに時間に追われています。そんな忙しい中でも、仕事のスキルアップのためにセミナーに通ったり、読書をしたりと、自己研鑽を怠らない女性には頭が下がります。

ですが、せっかく忙しい時間を使って学んでも、学んだ内容をきちんと覚えていなければ、仕事に生かせるようにはなりません。

現代は学ぶことが消費活動になりやすい時代。ネットには洪水のように情報があふれ、手にしたい情報を簡単に入手することができます。だからこそ、学びはお手軽な消費行為となってしまい、学んでもすぐに忘れてしまう人が増えたそうです

学んでもすぐに忘れてしまうのは、講師や著者の言っていることを鵜呑みにしているだけだから。自分なりに思考を整理し、咀嚼しなければ、それは学びとはいえません。そして、学んだことが仕事に生かせないなら、それは学習ではなく趣味です。

 

そんな「学んだことを忘れてしまう」という悩みに終止符を打ってくれるのが、本書の著者が構築した「20字インプット学習法」です。

人間の脳は、長すぎる物事はなかなか覚えられません。だからこそ、学んだ内容を短く要約する必要があると著者は説きます。なぜ20字なのかというと、20字あればメッセージを表現できるから。俳句は句読点を加えれば合計20字、原稿用紙の1行も20字と、日本語は20字あれば伝えたい内容が表現できる言語だといえます。

20字インプット学習法の実践はとても簡単です。

用意するものは紙1枚とペンのみ。まず「この本やセミナーから何を得たいのか?」を自分に問いかけて目的を明確にし、それを紙に書き出します。

次に、本やセミナーの中から目的達成に役立ちそうなキーワードを抜き出し、紙に書きます。目安として、8個以上のキーワードが書き出せれば大丈夫です。

最後に、キーワードをつなぎながら、目的達成につながる言葉を20字前後の一言でまとめます。

効率的にインプットできる学習法を学んで、仕事ができる女性になりたいという方におすすめの一冊です。