【エッジーナの名言】 マドンナ「私の弱点は不安感よ。1日24時間、週7日、常に不安と闘っているわ」

“私の弱点は不安感よ。いつだって不安なの。1日24時間、週7日、常に不安と闘っているわ

――マドンナ

マドンナ(1958-) 歌手、女優、映画監督

 

究極のカリスマ性と創造性でポップミュージック界の頂点に君臨し、セールス数でも女性ソロアーティストとして最高となる3億枚以上を記録する「クイーン・オブ・ポップ」こと、マドンナ。

若かりし頃から「ビッグスターになる」という大きな夢を抱いていた彼女は、19歳のときに全財産たったの35ドルで単身ニューヨークに渡り、何もないところから5年に及ぶ下積み生活を経て、24歳の時にデビューを飾ります。

デビューシングル「Everybody」でいきなりビルボード上位にランクインすると、そこから瞬く間にビッグスターへの階段を駆け上がることに。1984年発表の「Like A Virgin」の大ヒットによって、まさしく世界で誰もが知る存在に到達しました。

センセーショナルで革新的な女性像を体現し続けるマドンナは、タフで自信に満ち溢れた人物だと思われていますが、上記の言葉のとおり、意外にも彼女は繊細で常に不安や恐怖心と闘いながら生きているのです。

ポップミュージック界のトップの座に君臨するということは、裏を返せばトップからがすぐそこに潜んでいて、それを虎視眈々と狙っているライバルも大勢存在するということでもあります。 ただ、彼女は「怖いことはたくさんある。でも、それを克服することも私の仕事のひとつなの」と語っています。

マドンナは決して無敵で強くて怖いもの知らずの人間ではありません。むしろ、自分の弱点や恐怖心と真摯に向き合い続けているからこそ、そこに打ち勝つための努力を続け、さらなる挑戦に挑むことができるのでしょう。

マドンナほど大勢の世間の目にさらされて、大きな重圧を背負う人生はなかなかないかもしれませんが、それでも人は誰しも不安や恐怖心が生まれることはあるもの。それ自体は決して悪いことではなく、むしろその弱さと真剣に向き合って克服することが、自分をさらに成長させるチャンスになる。そんなことを思わせてくれる、至極の名言だと思います。