【本日のアゲ本】科学的に人の心を動かす伝え方を学ぼう

『神トーーク 「伝え方しだい」で人生は思い通り』

星渉 著/KADOKAWA(2019年)

 

部下のやる気は上司次第!?

 

いま世の中は「女性の時代」といっても過言ではなく、ビジネスの世界でも女性の活躍が目立っています。

女性管理職の比率も微々たる割合ではありますが、年々上昇傾向に。W2.0を読んでいる方の中にも、管理職として部下を指導している方が少なからずいることでしょう。

 

人を育てる立場になると、多くの人が「部下が自分の思うように動いてくれない」という壁にぶち当たります。

そんなお悩みを抱えている女性におすすめしたいのが、本書『神トーーク』です。11万部突破のベストセラーとなった『神メンタル』の続編となる本書が説くのは、「科学的に人の心を動かす方法」。

人を動かす伝え方の「神トレーニング」と、「科学的に人の心を動かす会話の事例」が多数掲載されています。ここではその一部をご紹介します。

 

  • どんなことでも絶対に否定しない

人間は大昔からDNAレベルで「安心したい」という欲求を持っているもの。

だからこそ、上司が部下に「安心感」をあたえることができれば、部下も安心して報告や相談をすることができます。

一方で上司が「それは違う」と真っ向から否定してしまうと、部下は自分が否定されたと感じて報告や相談をすることをやめます。

 

部下に安心感をあたえたいなら、まずはどんなことでも絶対に否定しないと決めてみてください。「でも」「だって」などの逆説的な意味がある反応や言葉も禁止です。

逆に「そう思っているんですね」など、相手の考えに理解を示す反応をします。安心感をあたえてからのアドバイスであれば、部下も自然と耳を傾けてくれるでしょう。

 

  • アドバイスは「褒める」→「アドバイス」→「褒める」のサンドウィッチ方式で

部下にアドバイスや指示、指摘をしたいときは、褒める」→「アドバイス」→「褒める」のサンドウィッチ方式が効果的です。

人は、自分を褒めてくれる人の言うことに興味をもちます。そのため、まずは褒めることで、アドバイスを聞き入れる態勢を整えてもらいます。

また、人には「出来事の最後の印象に左右される」というメカニズムがあるため、最後は褒め言葉で締めるのが理想的です。

 

 

エッジーナは、女性活躍社会においてリーダーとなるべき存在

ぜひ本書で人の心を動かす伝え方を学び、多くの人を先導する存在となってください。