【エッジーナの処方箋】サバ缶だけじゃない!栄養価の高い優秀な缶詰とは?

昨今の健康ブームにより、全国各地での“サバ缶ブーム”が止まりません。

 

しかし、日本では1984年をピークに少しずつサバの漁獲量が右肩下がりになっています。それに加え、数年ほど前から資源量回復のため日本各地で漁獲量を減らす措置がとられています。結果、これまでお手頃価格だったサバ缶が値上がりしています。

 

そんな中、サバ缶に負けないくらいの栄養があり、しかも、お財布に優しいのが「イワシ缶」と「モモ缶」

 

そこで、今回は、「イワシ缶」と「モモ缶」の魅力についてご紹介したいと思います。

 

 

イワシ缶に含まれる「メチオニン」で薄毛予防

 

サバと同じ青魚に分類されるイワシは、古くから日本人に馴染み深い魚のひとつであり、いまでも手軽でお財布に優しい大衆魚として人気があります。

 

現在、温暖化や乱獲などの影響により日本近海で獲れるイワシの漁獲量は減少傾向にありますが、回遊魚という特性上、つねに脂がのった上質なイワシを海外から輸入することが可能なため、サバ缶とは違い、1年を通して比較的お手頃な価格で供給することが可能となっています。

 

イワシ缶には、2つの必須不飽和脂肪酸「DHA」と「EPA」、体内で作れない必須アミノ酸「メチオニン」と準必須アミノ酸「シロチン」をはじめ、ビタミンB群、ビタミンD、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、リンなど様々な栄養素がたっぷり含まれており、サバ缶に引けを取らないほど栄養価の高い食品です。

 

なかでも、イワシ缶に含まれる必須アミノ酸と亜鉛には、多くの現代女性たちを悩ませている薄毛・抜け毛の予防・改善への効果が期待できますので、いつまでもさらりと美しい髪の毛を保ちたい女性におすすめです。

 

 

風邪を引いたらモモ缶を食べよう

 

どんなに万全な風邪・インフルエンザ対策をとっていても、身体に疲れやストレスなどが溜まっていると免疫力が低下してしまい、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。

 

まさに、風邪やインフルエンザが流行る、この時期に頼りになるのが、栄養満点なモモ缶です。

 

食品科学・農学専門誌に掲載された最新の研究によると、“モモ缶に含まれる栄養価は、フレッシュな桃と同等もしくはそれ以上である”ことが明らかになりました。米国・カリフォルニア大学のBruhn博士によると、『フレッシュな桃の缶詰処理中、果肉の細胞壁が破壊されることでビタミンAなどの栄養素が体内に吸収されやすく変化するからだ』と語っています。

 

モモ缶には、腸内細菌のバランスを整える食物繊維、体内の水分バランスを調節するカリウム、強力な抗菌・抗酸化作用を持つカテキン、身体の冷えを改善する鉄分とマグネシウムなどの栄養素が豊富に含まれており、風邪やインフルエンザで弱った身体を回復させる効果が期待できます。

 

まとめ

 

2013年から始まったサバ缶ブーム。

しかし、乱獲による国産サバの漁獲量減少や需要拡大に伴い、取引価格が高騰したことで少しずつサバ缶ブームが下火になりつつあります。

ところが、日本にはサバ缶のほかにも、イワシ缶やモモ缶など健康・美容に優れた効果・効能を期待できる栄養価の高い優秀な缶詰がたくさんあります。ぜひ、この機会に新しい缶詰にチャレンジしてみませんか。