【エッジーナの処方箋】冬の乾燥からお肌を守る!美肌維持におすすめの食材

ひんやりと冷たく乾いた空気がお肌に触れる冬シーズン。

近ごろメイクのりが悪くなった気がする、スキンケアの効果があまり感じられないなど、なんとなくお肌の不調を感じている女性も多いのではないでしょうか。

 

1年で最も気温が低くなる冬は、空気中に含まれる水分量が少なくなることでお肌が乾燥しやすくなります。さらに、そこへ湿度の低下が加わることで、お肌の表面を覆っている皮脂の分泌量も減少し、より一層お肌の乾燥を加速させる原因となります。

 

そこで、冬の乾燥からお肌を守ってくれる美肌維持におすすめの食材をご紹介します。

 

 

しみそばかすや、肌のハリにはミカンが効果的

 

日本の冬を代表する果物、ミカン。

 

ミカンには、美肌・アンチエイジングを期待できるビタミンCが100gあたり35mg含まれており、1日3個食べるだけで大人が1日に必要なビタミンC摂取量を満たすことができます。海外では、テレビを見ながら手軽にビタミンCを補給することができることから「TVミカン」と呼ばれ、いまでは日本のみならず、世界各地でたいへん人気の高い果物となっています。

 

また、ミカンにはビタミンCのほかにも、健康や美容維持に欠かせない葉酸、βカロテン、食物繊維、カリウムなどの栄養素も豊富に含まれており、しみそばかすやお肌のハリ低下などが気になる冬では積極的に摂りたい果物です。

 

アンチエイジングにはカボチャ!

 

日本では、昔から「カボチャを食べると風邪を引かない」と言われるほど、たいへん栄養価の高い食材として重宝されています。

 

カボチャの旬は、収穫時期である5月~9月と食べ頃となる9月~12月ごろの2回あります。通常、野菜などは収穫直後の新鮮なものほど栄養価が高く美味しいとされています。しかし、収穫直後のカボチャは甘みが少なく食感もパサパサしており、栄養価も低いため食べても美味しくありません。もちろん、品種によって異なりますが、日本で流通しているカボチャの多くは1~3ヶ月ほど寝かせたほうが甘みも栄養価も高くなります。

 

しっかり熟れたカボチャには、お肌の健康維持に欠かせない抗酸化ビタミンACEをはじめ、カルシウム、鉄、食物繊維などが豊富に含まれており、美意識の高い女性のあいだでは「アンチエイジング野菜」と呼ばれています。

 

ダイエットにもGOOD!EPA豊富な鰤

 

古くから「年取り魚」として、日本伝統行事に使われてきた冬の風物詩、鰤。

サバやアジと同じ青魚に属する鰤には、体に良いとされる不飽和脂肪酸のEPAとDHAが豊富に含まれており、生活習慣の乱れによって起こるとされる記憶力・知能指数の向上、血管・血液等の循環器系の健康維持、などの予防・改善に効果を期待することができます。

 

これまで鰤の旬は、寒さが厳しくなる12月~1月ごろでしたが、養殖技術の進歩により現在では1年を通して鰤を味わうことができます。天然物と養殖物では、食味に大きな違いはありませんが、含有されているビタミン類については養殖物よりも天然物のほうが多くなります。

 

鰤などの青魚に含まれる栄養素には、良質なたんぱく質と脂質、ビタミン・ミネラル類、コラーゲンなどが豊富に含まれており、高い美容効果を期待することができます。

 

まとめ

 

1年で最も空気が乾燥している冬は、皮脂の分泌量が減少しやすくお肌の水分保持が難しくなります。

お肌の状態に合わせて洗顔方法やスキンケアアイテムを変えることも大切ですが、毎日くちにする食べ物や飲み物にも気をつかうと、さらに効果的な美肌維持効果を得ることができます。

近ごろお肌の調子が悪いと感じている女性は、この機会に洗顔やスキンケアだけではなく食事も見直してみませんか。