重力に従って“たるむ”ババアの肌。これを…
【実録!ラクして美魔女〜】No.011「ザッ・ババアの背中」脱却への道
さて、パーフェクトラインに身を預けた私。もう、煮ても焼いても食えぬこの体、好きにやっちゃって、てな気持ちである。
パーフェクトラインに通い始めて、体の変化を確認するために写真を撮ることになったのだが、私はこの写真を見て愕然とした。尻から太ももばかりを気にしていたのだが、ナント、背中が悲惨な状態になっていたのだ。これは老化現象なのだろう、背中の脇肉が “ハ” の字になって垂れ下がっていたのだ。私は余りの衝撃に、十代の頃に下半身丸出しの変質者に遭遇して以来の後ずさりをした。
これぞ、ザッ・ババアの背中だ。いくら、オモテばかり気を配って手入れしても背中がこれでは張子の虎である。肩を落として、死んだ魚のような目をし、その日はトボトボと帰った。
恵比寿のパーフェクトラインから駅までの帰路には和牛ハンバーガーの「ブラッカウズ」や「串カツ甲子園」など、誘惑のハイカロリーな店がある。背中の “ハ” の字を見て、自暴自棄に陥りそうな私。こうなったら「串カツ甲子園」に入り、球児になってわんぱくに串カツを貪り食ってやろうとも思った。
しかし、それをしたら、今さっきの施術がパーになる。代謝が良くなっているところにハイカロリーの食べ物を入れたら、脂肪に餌を与えるようなものである。ここは、グッとこらえて、遮眼革を付けられた競走馬のようにヒヒ~ンと駅へと突っ走った。
その後、私に吉報が届いた。どうやら、パーフェクトラインは “ハ” の字の背中も綺麗になるらしいのだ。
若い人も大幅に体重を落とすと皮膚がたるんでしまいがちだが、この様なことにならずに綺麗にお肉がなくなるという。そうそう、セルライト除去にばかり気を取られていたが、ボディメイクもしてくれるのだ。これは私の勝手な推測だが、ボディメイクは施術してくれる人のセンスと技術にかかっているのではないかと思う。彫刻ではないが、どこの肉を削り、どの部分を盛り上げたら綺麗なラインが作れるかという計算もあるのではないかと思うのだ。それには技術が大いにものをいう。
そして、いよいよ3回目となるお手入れの日がやってきた。当日、施術を担当してくれることになったのは、技術力のある奈々ちゃん(№001に登場)。
へへ、これで背面美人も夢じゃないと、悪い顔でほくそ笑む私がいた。