【実録!ラクして美魔女〜】No.013 次の標的はカマボコちゃん

パーフェクトラインで、ババアの背中脱却の見通しがついた私

他力本願なくせに、金のかかることは渋りがちなケチな女なのである。しかしある意味、他力に頼るということは金の要ることなのだ。

今までは、サロン系のコース契約は極力避けてきた。それは、一気に金が飛んでいくことへの不安と、本当に痩せるのか? という、半信半疑な部分も大いにある。大枚はたいて痩せなかったら、悔やんでも悔み切れない

だが、ケチで往生際の悪い私がパーフェクトラインに通って分かったことは、私みたいな女ほどコース契約したら、元を取ってやる精神でちゃんと通うということだった。

ホテルの食べ放題に行くと、ホテルを潰す勢いで食ってやる!と、親の仇のような根性が働くが、パーフェクトラインもそれに似ている。とにかく、通い倒して贅肉を削ぎ落そうという、痩せるスイッチが入るのだ。

そして、真面目に通ったおかげで三回で効果が出始めた訳だが、効果が実感できるとこれまた楽しくなってくるのである。

今度はカマボコのように盛り上がった太ももが気になり、施術スタッフに「この、カマボコはどうにかなりますか?」と聞いてみると、「カマボコ大丈夫です! 板だけにしちゃいましょう!」とガッテン承知の助! と言わんばかりにカマボコを薄くしてくれる。会話だけ聞いていたら何屋だか分からないが、そんなノリの良さも楽しくなっていた。

たまに、リラクゼーション系のマッサージに行き、死体にブルーシートをかぶせるかのようにタオルをかけられ、無言でマッサージをされると寂しい気分になる。前はそんな淡白な接客も何とも思わなかったが、パーフェクトラインのスタッフの元気の良さと気遣いにすっかり慣れてしまったようで、43歳にもなって甘えん坊になってしまった

そして、もう一つ分かったことがある。今まで、他の痩身サロンで効果がなかったのは無駄な痩身機械を選択していたからだった。

私は元々、肉質が柔らかいので肉を柔らかくする機会は必要なかったのだ。それなにの、機械それぞれの効果(温める、肉を柔らかくする、潰す、など…)を知らず、必要のない機械をチョイスしてしまっていたのである。

今思うと、パーフェクトラインの温めて潰すのという機械で私は十分だったのではないかと感じた。

正解に辿り着くまで、長い道のりだったぁ~ と、茶をすすりながらしみじみと思うのだった