【本日のアゲ本】投資がなければ未来は生まれない

 

投資家みたいに生きろ 将来の不安を打ち破る人生戦略

藤野英人 著/ダイヤモンド社(2019年)

 

これからの時代を生き抜くには「投資の思考」が必要不可欠

 

真面目にコツコツ働いているのに給料が上がらない。老後の貯蓄が不安だ。人生が停滞している気がする。社会全体の経済成長が見込めない… いまの日本は閉塞感をかかえた人であふれています。

 

そんな閉塞感や将来の不安を打ち破る人生戦略として、投資家である本書の著書が提案しているのが「投資家みたいに生きる」ことです。投資家みたいに生きるとは、単に「お金を増やすスキルをあげる」ことではありません。実は「投資」の概念はもっと広く、決してお金だけを指しているわけではないからです。

 

では「投資」とは何を意味するのでしょうか。それは「エネルギーを投入して未来からお返しをいただく」ことです。具体的にはエネルギーを子どもや後輩に投入する「教育投資」や、寄付やボランティアにエネルギーを注ぐ「社会投資」などがそれにあたります。社会を見渡してみても、いまの社会があるのは過去に誰かがエネルギーを投入してくれた結果です。逆に見れば、いま私たちがエネルギーを投入していかなければ、未来を切り開くことはできないと言いかえることもできます。

 

いまの過ごし方が未来からのリターンを決める」と考えれば、おのずと生き方が変わってきます。たとえば、空いた時間になんとなくスマホを見るよりも、本を読んで新しいことを学んだほうが将来のためになると思えるでしょう。「主体的に時間を投資する」という投資家的思想を身につけることは、貯金以上に将来の不安を減らしてくれるはずです

 

多くの日本人は変化を嫌います。だからこそ、変化を恐れない女性は、それだけで突き抜けた存在になれる可能性を秘めています。エッジーナを目指す女性はぜひ本書を読み、投資家の思考を身につけて日々の習慣を変えていってください。