【エッジーナの名言】 グレース・ケリー「絶対に不可能はない。“そうなる”なんて保証もね」

“絶対に不可能はないわ。「いつもそうなる」なんて保証もないのよ”

――グレース・ケリー

グレース・ケリー(1929-1982) 女優、公妃

女優として人気絶頂の最中、突然引退した理由は…

グレース・ケリーは、マリリン・モンローと人気を二分したハリウッド女優。マリリン・モンローがセクシーさを前面に打ち出したのに対し、グレース・ケリーは気品高い美しさから「クール・ビューティー」と称されていました。

 

フィラデルフィアの裕福な家庭で育ったグレースは、幼い頃から演技に興味を持ち、高校卒業後に両親の反対を押し切って女優を志します。

 

彼女が降り立った地はニューヨーク。モデルのアルバイトをしながらブロードウェイ出演を果たして舞台女優としてのキャリアをスタートさせますが、すぐにハリウッドからスカウトされて22歳でハリウッド映画デビューします。

この時の優れた演技をきっかけに、『真昼の決闘』『ダイヤルMを廻せ!』『モガンボ』といったヒット作に次々と抜擢。そして、1955年の『喝采』でアカデミー賞主演女優賞を受賞します。

 

ハリウッド女優として順風満帆な成長曲線を築き、名実ともにトップの座へと登りつつあったグレースですが、そのキャリアはわずか7年で唐突に幕を閉じます。きっかけはカンヌ国際映画祭。そこでモナコ公国のプリンス、レーニエ3世と運命的な出会いを果たし、翌年に結婚を発表。人気絶頂の最中、彼女は女優業を引退してモナコ公国の公妃となったのです。

 

突如として女優からプリンセスになったグレースの人生は「シンデレラストーリー」の象徴として今もなお世界中で語り継がれています。

 

そんな彼女の「絶対に不可能はない」という言葉はちょっとスケールが大きすぎるかもしれませんが、不思議とポジティブな気持ちにさせてくれる力があります。

 

もちろん、「いつもそうなるなんて保証もない」のですから、人生何が起こるのかわかりません。ただ、彼女がプリンスと運命の出会いを果たしたように、チャンスはいつ訪れるかもわからないのですから、何事も不可能と決め付けずに、毎日を精一杯生き抜くことが大切なのではないでしょうか。