『編集長ぴつこの悩み相談』新入社員の「トリセツ」が欲しい女

ぴつこさん、こんにちは。私は33歳独身のZ子と言います。今、猛烈に悩んでいます。それは、新入社員のT子のことです。職種は接客業で某ホテルに勤めています。今の若い子はというのも嫌なのですがT子は事あるごとに「それって、マニュアルに載っていますか?」と口答えをしてきます。接客業なので、基本的なことはマニュアルどおりですが、人間相手なのでマニュアルどおりにいかないこともあります。そういうことに直面すると「マニュアルに載っていません」とか「教え方が悪い」などと、不貞腐れてしまいます。「マニュアルどおりにじゃないことも、勉強のうちだから」と諭しますが納得いっていない様子。こういう、若い子に仕事を教えるにはどうしたらいいのでしょうか? 西野カナの歌ではないですが「トリセツ」が欲しいです。よろしくお願いいたします。

ぴつこ「なに、Z子さんは、T子さんのことを文句言わせずに働かせたい訳ね

根津「恐らく… 」

ぴつこ「まぁ、新入社員のT子さんだって彼女なりに一生懸命働いているのよ。マニュアルを用いて、T子さんに指導するんだったら、Z子さんがマニュアルをアップデートするか、マニュアルはあくまでも頻度の問題だからマニュアルに載っていないことは自分でアップデートしてねって話なんじゃないの?

根津「ぴつこ編集長、それで終わらせてしまうと、このコーナーの尺もあるので、空気を読んで頂けると…

ぴつこ「分かったわよ。下の言葉はリッツ・カールトンのホームページを開くと書いてあるの 」

心に響くストーリーなくして伝説は生まれません。

100年の長い歴史。数々の受賞歴。揺ぎないクレド、お客様と地域コミュニティへのサービスを追求する確固たる姿勢。ホスピタリティ業界のゴールドスタンダードであり続けるザ・リッツ・カールトン ホテル カンパニー 。その理由がここにあります。

私たちのビジョン
ザ・リッツ・カールトンは、人生で最も有意義な旅をインスピレーションに満ちたものにします。

私たちの使命
真の気遣いや素晴らしい製品、サービスをお届けすることで、確固たる利益に貢献します。

ぴつこ「リッツカールトンは言わずと知れた世界でも有数のホテルよ。「私たちのビジョン」ではお客様にどんな体験を提供するかが書かれていて、「私たちの使命」には利益に貢献するなんて書かれてるけど、働く人たちの背筋がピンとなるような内容よね。もし、こんなビジョンや使命があったら、T子さんはマニュアルを自動アップデートするんじゃないかしら。どうしてもマニュアルが必要ならね。だって、T子さんの働く目的はマニュアルどおりにお客様に接することではなくて、お客様の人生で最も有意義な旅をインスピレーションに満ちたものにすることに変わるんだから。これも自動アップデートさせる方法の一つかもしれないわね 」
根津「今回も核心をつく、ぴつこ編集長の回答でした!」

次回もお楽しみに♪