【エッジーナの処方箋】秋の夜長にDVD鑑賞! エッジーナがヒロインの映画3選

秋といえば“芸術の秋”。

絵画や文学などのさまざまな芸術のなかでも、演劇や音楽、歴史といったあらゆる要素が集約された映画は「総合芸術」とも呼ぶべき存在です。

この秋はぜひ、映画を観て仕事でお疲れの心身に活力をあたえませんか。

 

今回は、知的で美しいエッジーナがヒロインの映画をご紹介します。人生の転機を迎えたヒロインが、自分の人生を勝ち取っていく姿に勇気をもらえることでしょう。

 

〈目次〉

  1. 偏見と戦うブロンド娘 『キューティー・ブロンド』
  2. 鬼上司のもとで悪戦苦闘する 『プラダを着た悪魔』
  3. バツ2・シングルマザーの痛快なサクセスストーリー『エリン・ブロコビッチ』

 

1. 偏見と戦うブロンド娘 『キューティー・ブロンド』

 

2020年にシリーズ3作目が公開される人気作『キューティー・ブロンド』。

主人公のエル・ウッズは派手な見た目から、元カレや周囲から“かわいいだけのおバカなブロンド娘”と思われています。でも元来努力家で知性もあるエルは、失恋をきっかけに名門・ハーバード大学のロースクールに入学して猛勉強。ロースクールをトップの成績で卒業し、やがては弁護士として自立していきます。

 

エルのかっこいいところは、どんなに周囲からバカにされても自分を曲げず、偏見に屈しないところです。

ロースクールに入ってからもド派手なピンクの服で大学を闊歩し、ジムでエクササイズしながら六法全書を読み漁る。

おしゃれは彼女のアイデンティティーです。

それを捨て去ることなく、持ち前の知性と機転で偏見をくつがえしていく姿は実に痛快。

依然として存在する女性蔑視や性差別に苦しんでいる女性は、エルの自分を信じる強さから勇気をもらえるでしょう。

 

 

2. 鬼上司のもとで悪戦苦闘する 『プラダを着た悪魔』

ジャーナリスト志望のアンドレアは夢に近づくため、著名なファッション誌「ランウェイ」の編集長ミランダのアシスタントとして1年働くことを決意。

仕事の鬼で無茶振りばかりする悪魔のようなミランダに振り回されながらも、アンドレアは持ち前の要領のよさを発揮し、次第にその仕事ぶりを買われていきます。

 

ファッション業界が舞台とあって、プラダやジミーチュウ、シャネル、ナンシー・ゴンザレスなど、さまざまなブランドが登場する本作には、女性の夢がつまっています。

とくに、もともとファッションに興味がなくダサかったアンドレアが、自分を変えるべく有名ブランドを見にまとって変身していく姿は、さながらシンデレラストーリーのよう。変身願望のある女性におすすめの作品です。

 

また、本作は働く女性を元気づけてくれる作品でもあります。

ミランダは「娘のためにハリーポッターの出版前の原稿を4時間以内に用意して」などの無茶振りばかりする鬼上司。

そんな無理難題に対してもアンドレアは要領よく対応し、ミランダの信頼を勝ち取っていきます。

 

最終的にアンドレアはファッション業界で仕事がしたかったわけではないと気づき、ランウェイをやめて新しい道に進みます。けれども、どんな場所に行っても、厳しいミランダのもとで働いた経験は生かされるでしょう。

夢を叶えようと奮闘するすべての女性におすすめの作品です。

 

3. バツ2・シングルマザーのサクセスストーリー『エリン・ブロコビッチ』

実話をもとにした本作のヒロイン・エリン・ブロコビッチは、バツ2で3人の子どもの母親です。

経済的な苦境にたった彼女は、弁護士事務所の助手となって大企業の汚染問題を告発。やがて史上最高額の和解金を勝ち取ります。

 

学力や法律の知識もなにもないエリン・ブロコビッチが、やる気と正義感で大企業に立ち向かっていく姿は「大事なのは能力のあるなしではなく、行動を起こすこと」だと教えてくれます。

知識がなくても、行動力と知恵で現実は変えられるのです。自信がなく、なかなか行動に移せないという女性にぜひおすすめしたい作品です。

 

 

以上、知的で美しいエッジーナがヒロインの映画をご紹介しました。

周囲からの偏見や不自由な環境、理不尽さと戦いながら成長するヒロインの姿は、多くの女性を勇気づけてくれるでしょう。