【本日のアゲ本】女性同士のやっかいな人間関係に終止符を

『女子の人間関係』水島広子 著/サンクチュアリ出版

 

 

「女度」の高い人には、こうやって対処しよう!

職場やプライベートで、女性同士の人間関係に悩むことはありませんか?同性とのゴタゴタほどやっかいなものはありませんよね。すれ違いや、勘違い、嫉妬、派閥争いなど、原因は様々ですが、軋轢が生まれると修復するのにものすごく労力がかかるのは、経験をしたことがある女性なら誰しもがご存じかと思います。

そんな「女子の人間関係」をこじらせないための特効薬となりそうな話題の本がこちらです。著者は精神科医であり、衆議院議員を務めたこともある水島広子さん。心のメカニズムのプロフェッショナルであり、永田町でも女同士のトラブルに巻き込まれることなく生き抜いた水島さんが、女子の人間関係を見事に整理し、女同士のイライラを解消する方法を明快に指南してくれます。

この本では、女のイヤな部分を「女度」と表現し、男女限らず女度が高い人ほど人間関係の悩みが多くなる傾向があると言います。みなさんもよくご存じかと思いますが、女度が高い人の特徴をいくつか挙げてみましょう。

 

・自分よりも恵まれた女性に嫉妬し足を引っ張る

・表裏がある。笑顔でも陰で悪口を言う

・男性の前で「かわいい、か弱い」を演じる

・自分だけが好かれようとする

・恋人ができると傍若無人と化す

・すぐ群れたがり異質者を排除しようとする

・感情的に敵味方を決める

 

いかがでしょうか?特定の誰かが思い浮かんで、イライラが蘇ってきた人もいるかもしれませんが、そんな方にこそ本書はおすすめです(笑)。

水島さんは「女度」が高い人の特徴やその背景にある心理状態などを的確に整理したうえで、そういう人たちとうまく付き合うための具体的な方法を指南してくれます。

たとえば、職場の人間関係は「見ないようにする」のがポイントです。職場の人たちはあくまでも仕事上の付き合いであり、仲良くなるために集まっているわけではありません。同僚の価値観や人間性にはなるべく深入りせず、気にするとキリがないので情報をシャットアウトすることも一つの方法だそうです。これはママ友に関しても同じです。

とはいえ、陰口を叩かれたりするのは我慢ならない。そんな場合は、自分の「女度」を下げるのがコツだと著者は述べます。たとえば、食事会やお茶会への誘いを断る時は、つまらなそうな理由にすることがポイント。「ヨガのレッスンがあるの」「今日は彼との記念日なの」なんて返事は、無駄に相手のプライドを刺激しかねません。「排水溝が詰まってなんとかしないといけない」「夫の母親が家にくる」といった残念な感じを装うといいでしょう。

このように、女度の高い人とうまく付き合うには、強さや賢さも必要となります。それを身につけるためには少しの労力を必要とするかもしませんが、人生の時間は限られているので、余計なことに時間や感情を振り回され続けるのはもったいないですよね。是非とも「女度」への対処法を身につけて、より充実した人生を送るために役立てていただければと思います。