【エッジーナの処方箋】職場で一目置かれる、ロジカルな話し方

ビジネスシーンにおいて女性が活躍する昨今ですが、いまだに男性社会ともいえる企業ではどうしても女性はマイノリティになりがちです。思考方法や、発言方法などのいわばビジネスにおけるインフラにおいて、男性と女性は異なることが脳科学の分野でも分かってきています。

一般的に個人差はあるものの、女性は「感情的」で男性は「論理的」であると言われています。その特性が、職場において「有能」と「無能」を分けられるとしたら、女性としては納得がいかないし、もったいないことですよね。今回は女性ならではの特性を活かしながら、ロジカルなトークスキルを身につける方法をご紹介します。

<目次>

1. 女性は「感情的」、男性は「論理的」と言われる医学的根拠 

2. 左右の脳を同時に使える”女の勘”の能力とは

3. 女性の資質に「論理力」を加えると知的になれる

4. ロジカルな女性に見せる話し方

5. 結論に続けて理由を複数述べるようにする

 

1. 女性は「感情的」、男性は「論理的」と言われる医学的根拠 

女性は脳梁と呼ばれる器官が、男性に比べて平均的に大きく出来ています。脳梁は感情をつかさどる器官であり、女性は男性に比べて物事を考えるときに感情的になりやすい傾向があると言われています。反対に男性は、物事を論理的にとらえる傾向にあります。人には様々な性格があるので一概には言えませんが、脳科学的にそのような傾向があることは証明されているようです。

2. 左右の脳を同時に使える”女の勘”の能力とは

しかし、この女性脳も上手に活用すれば、ビジネスシーンにおいて有利に働くことも分かっています。女性は一般的に、勘が鋭いと言われています。つまり男性に比べて女性は、観察力や危険察知能力に優れているのです。これは太古の昔から女性に備わっている能力なのだとか。つまり男性が気付かないビジネスにおける危機を男性よりも早く察知することが可能なのです。

脳梁が太く左右の脳で多くの情報交換が行われる女性は、広い視野を見渡すことができ、周囲や自身の状況変化を敏感に捉える。左右の脳をバランスよく使って「情報をつなげて整理する」とか、「全体から細かいことに気づく」ことに長けているとのこと。また物事を考えるときに、新鮮なアイデアを出せるのは、知覚・感性の部分。左脳で考えながらも、右脳のイマジネーションも出せます。これが女性脳の良さなのです。

 

3. 女性の資質に「論理力」を加えると知的になれる

もしあなたが、論理的に考えることが苦手だとしても、その特徴を活かす方法があるのです。ビジネスの場では、論理的な考え方を意識的に取り入れることが大切。女性が論理的思考、つまりロジカルシンキングが出来るようになると、感情的に考えていた物事を筋道の立った言葉に置き換えられるようになります。つまり女性特有の感情的表現をうまくコントロール出来るようになれば、女性は右脳でアイデアを出せるだけでなく、左脳での論理的思考が必ず出来るようになるということ。

直感思考で得た洞察を、卓越した言語表現を持って、相手の感情に配慮しながら全体の調和を図りつつ、論理性に裏付けられた説得力をもって話せる。そんな人がいたらビジネスの場で重宝されないわけがありません。

 

4. ロジカルな女性に見せる話し方

まずは結論から端的に話すことを心がけ、話しかけやすい雰囲気を作っておくようにすれば、人間関係もスムーズにいくのではないでしょうか。ロジカルに見える話し方をするためには、「まず結論から言う」「ポイントは最初に数で言う」「一押し提案はせずに複数提案をする」この3つが大切です。

まず結論を述べて、そのあとに理由付けや経緯を補足する。この順番を意識することで、聞き手にとって冗長にならず、分かりやすいコミュニケーションができるでしょう。

普段から意識をして最初に「結論からいえば」「なぜならば」と言ってしまう癖をつけていると、重要な場面で自然に論理的に会話できるようになるはずです。

 

5. 結論に続けて理由を複数述べるようにする

もっと余裕があるなら「理由は3つ」と先に言ってしまう。そうすれば、必然的に、話は論理的に整理されていきます。次に詳細を述べます。詳細とは、理由を詳しく述べること。話が違った方向に行ってしまったり、話が長いと言われる人は、詳細から順に話し始めていることが原因なのです。

 

なんとなく男性に配慮しすぎていると思われた女性もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっとした配慮で、あなたの株がグーンと上がることは間違いありません。これだけで、他の女性とは違う「論理的でデキル女」になれるのです。男性には単純なところもあるので、一度信頼したらとことん信頼してくれるでしょう。

ビジネスシーンにおいても、男性を手のひらで転がす気持ちで、ぜひトライしてみましょう!