【エッジーナの処方箋】”人生 100 年時代”充実した暮らしを送りたい女性が知っておくべき3つのこと

 

かの有名な織田信長は「人間50年」と言いましたが、あれから400年以上の時が過ぎ、「人生100年時代」がやってきました。

 

最近よく聞く「人生100年時代」という言葉。寿命がのびてラッキー! ……ということではなく、これ実は、私たちの“生き方”、そして“働き方”に関係している重要な言葉だったのです。

 

女性は、男性よりも長生き。100年、輝いて齢を重ねるために大切な3つのことをお伝えします。

 

 

 

<目次>

 

1.「人生 100 年時代」とは? それに対する社会の取り組みは?

2.新しい時代に求められる「社会人基礎力」

3.自分でキャリアを選択し、開発する「キャリアオーナーシップ」

 

 

1.「人生 100 年時代」とは? それに対する社会の取り組みは?

 

「人生100年時代」。これを提言したのは、英国ロンドンビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏です。彼の著書『LIFE SHIFT ――100年時代の人生戦略』(2016年)は世界中で話題になりました。若いときには教育を受け、大人になったら働き(もしくは子育てをし)、その後は引退し余生を過ごす……といったおおまかな人生の流れ。人が100年生きる社会が訪れたとき、これまで一般的とされていた人生プランでは通用しなくなるとされています。

 

日本政府でも、人生100年時代を見据えて教育への投資やキャリア形成などについて議論が交わされました。100年という長い期間をより充実したものにするためには、幼児教育から小・中・高等学校教育、大学教育、更には社会人の学び直しに至るまで、生涯にわたる学習が重要です。

 

人生100年時代に、高齢者から若者まで、全ての国民に活躍の場があり、全ての人が元気に活躍し続けられる社会、安心して暮らすことのできる社会をつくることが重要な課題となっています。

引用元:厚生労働省「人生100年時代に向けて」

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000207430.html

 

 

いくつになっても学び、選択し、自分自身で人生を拓いてゆく……そういう時代が目前になっています。

 

たとえば、出産や育児を終えたあとでも、自分の好きな道、好きなやり方で生きていくことも、今よりずっと簡単になるかもしれません。

 

2.新しい時代に求められる「社会人基礎力」

 

人生100年時代、これはつまり、今まで“現役”とされていた時代が長くなることでもあります。年齢と共に形は変われども、企業や組織、社会とかかわる時間が長くなっていきます。

 

そこで求められるのが、『社会人基礎力』。

 

 

これまで以上に長くなる個人の企業・組織・社会との関わりの中で、ライフ ステージの各段階で活躍し続けるために求められる力

引用元:経済産業省

https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/sansei/jinzairyoku/jinzaizou_wg/pdf/007_06_00.pdf

 

充実した人生を送るためにはこの部分を磨いていかなければなりません。

何やらハードルが高そうなものを求められますが、簡単にいうと、3つを磨いていけばOKというお話です。

 

1.前に踏み出す力(アクション)

主体性、働きかけ力、実行力

 

 

2.考え抜く力(シンキング)

課題発見力、計画力、想像力

 

 

3.チームで働く力(チームワーク)

発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、起立性、ストレスコントロール力

 

 

すでに意識して取り組んでいることがある方も少なくないと思います。『社会人基礎力』というと難しく聞こえますが、働くうえで大切なことを改めて意識していきましょうということです。

 

3.自分でキャリアを選択し、開発する「キャリアオーナーシップ」

 

何度も繰り返しますが、人生100年時代では、「自分はどうしたいのか? 」「どうなりたいのか? 」というのを自分で考え、選択していく必要があります。これまでは学業を終えたら働き、年をとったら引退…というのが一般的でしたが、70歳を超えても働いていかなければいけない時代がやってきます

 

70歳まで今と同じように働くなんて、無理。お先真っ暗。そう感じる人もいるかもしれません。しかし、未来は自分で選び、決めていくことができます。それがキャリアオーナーシップです。

 

誰かが敷いた“一般的な人生のレール”に知らずに乗り、「まわりもこうしているからこうでなければいけない、こうしなければいけない」そんなふうに人生を選んできた人は、一度考えてみてください。

 

これまで経験したこと、取り組んできたことに対して、どう感じて、なぜそれを選んだのか。過去に意味付けをすることで、自分のキャリアが自分のものであると自覚できるようになります。

 

そこでもう一度、自分はどうしたいのか、どうなりたいのかを考えて、納得する仕事、働き方を探してみてください。

 

まとめ

 

長寿化したその先、「まだ生きなければいけないのか。」と感じてしまったら、それほど悲しいことはありません。

 

充実した人生を生きるために、「これだと思う仕事や働き方を見つけ、考えていくこと」こうして備えるだけでも、未来は変わっていきます。

 

生まれてきてよかった、最高の人生だった、そう思える100年を過ごしていきたいですね。