『編集長ぴつこの悩み相談』奢ってくる男性が許せない女

30歳独身のフリーです。突然ですが、私は男性に奢られるのが苦手です。いいなと思った男性と初めてデートに行ったとき、会計で奢ろうとしたり多く支払おうとされると、急に冷めてしまいます。お酒が大好きなので女性の友達や一人で立ち飲み屋などに行くこともあり、そこで声をかけられた男性とおしゃべりするのも嫌いじゃないのですが、「奢るから話そうよ」といった感じで「奢り」をダシに話しかけてくる人は全員拒否しています。だって、お互いに自立した大人として自由に飲み食いしているはずなのに、対等に扱われていない気がしませんか? ビジネスの場ならまだわかるんです。でも、お客さんでも上司部下の関係でもないなら、性別も年齢も関係なく対等であるはずなのに、なぜ多く支払われなきゃいけないのでしょうか? 相手に悪気はないのはわかっているのですが・・・。友達からは「めんどくさすぎ。だから彼氏ができないんだよ」とまで言われました。あまり考えすぎずに、素直に奢られるべきなのでしょうか?

 

根津「私がいうのもなんですが、食事に行ってお財布すら出さない女性も嫌ですが、頑として奢れせてくれない女性も困りますね」

ぴつこ「女の特権を楽しめないなんて可哀想に… でも、これを特権ととるか差別ととるかは考えどころよねー」

根津「男を立てて欲しい部分もありますね。素直に奢られて、次回は私に何か奢らせて♪ なんて女性が正解な気がしますが」

ぴつこ「まぁね。マーケティング視点で見ると、奢られるのと奢られないのはどちらが得か? って話だけど」

根津「マーケティング目線きますか!」

ぴつこ「まず、奢られるためには女性らしくしなきゃいけないわ。その女性らしさというのは男が好みそうな女性よね。例えば、ビクシーで甘い香りのする香水をふってみたり。節々でボディタッチしたり、もしかしたらこの子とムフフなことができるかも? なんて期待を持たせれば男はイチコロよ。ここで奢らないと、男がすたるくらい思うわよ。男性から見た女性像を演じるか、演じる必要もないくらい最初からそうなってるか? でも、そうなると投資が必要だわね。ビクシーの香水だって、顔のお手入れだって、仕草の研究だって、これらはすべて投資。その費用対効果に見合うかどうかがポイント」

根津「相談者さんは、真逆ですよね。奢られるなんてクソくらえみたいな感じではないのでしょうか?」

ぴつこ「話はここからだわよ。当メディアの『本日のアゲ本』でも紹介したエンリケさん(売り上げ・指名数・顧客数で8年間連続ナンバーワン記録を更新中の億を稼ぐ現役キャバ嬢)なんて、億を奢らせるようなものなわけでしょ。男性が好む女性を演じれば億を得られるチャンスがあるってわけ。一方で、男性が好む女性なんてバカバカしいわ、ってなことで女性像を演じるのではなくて自分らしく生きた方がいいというのもあるでしょう」

根津「相談者さんは後者ということですね」

ぴつこ「ただ、良いか悪いかは別として市場を男性中心として見たときに女性であることを生かした方がレバレッジが効くという現実はあるわよね」

根津「う~ん。あまり、頑なに ”私対等でいたいので” では、生き方としても幅が狭くなる可能性もあると?」

ぴつこ「どちらにせよ、それはマーケティングの話。お金よりも価値の高いものがある人には必要ない話かもしれないけど」