“絶対に不可能はないわ。「いつもそうなる…
【エッジーナの名言】 エマ・ワトソン「私がやらなければ誰がやるの?いつやるの?」
“自信がないと思った時、いつも自分にこう聞くの。「私がやらなければ誰がやるの?今やらなければいつやるの?」”
――エマ・ワトソン
強く美しい女性の象徴。そんな彼女もプレッシャーと戦っていた
映画『ハリーポッター』シリーズのハーマイオニー役で一躍有名となったエマ・ワトソンは、1990年にフランスで生まれたイギリスの女優。
幼い頃から女優を夢見て歌と演技とダンスの猛レッスンを続け、ハーマイオニー役に抜擢されたのは10歳の時のこと。その後、大人の女性へと成長するにつれてファッションアイコンとしても人気を博し、さらにブラウン大学への入学・卒業を経て知性派女優としても知られるようになります。
エマ・ワトソンには、もう一つの大きな顔があります。それは、国連のUNウィメン親善大使を務めているということ。女性のリーダーシップと参画、女性に対する暴力の撤廃など女性の権利を社会に訴える、若きフェミニストとして活躍しています。
エマ・ワトソンが同親善大使に就任した際、彼女は「フェミニズム」という言葉が世の中からあまり歓迎されていないことがわかったそうです。それでも、自らをフェミニストと称して活動することの意義をこのように語っています。
「たとえ皆さんがフェミニズムという言葉が嫌いであっても、大事なのは言葉ではありません。その背景にある考え方や野心が重要なのです。私が持っているような権利を、実際、ごくわずかの女性しか正当な権利を享受できていないのですから」
フェミニズムが煙たがれる風潮に対し、より多くの人たちに問題提起をするために必要であると訴える彼女。
その後も、米国雑誌「ヴァニティ・フェア」で胸の露出が多いファッションを披露したところ、「フェミニストなのに女性を強調し、男性に媚びるような衣装をしているのは偽善的だ」と批判を浴びます。
それに対しても彼女は、「フェミニストは胸があっちゃいけないの?」「フェミニズムとは、女性に選択肢を与えるということ。自由のため、解放のため、平等のためのもので、私の胸とは関係のないものでしょ?」と真っ向から反論しました。
このように、揺るぎない信念を持ち、知的で強く、そして美しいエマ・ワトソンは、多くの女性にとって憧れの存在です。しかし、そんな彼女も実は「成功したのは自分の実力じゃなく、たまたま運が良かっただけ。わたしに褒められる資格なんてない」と思い込んでしまう「インポスター・シンドローム」という病気に悩んでいたのです。
ハリーポッター・シリーズで若くして成功を収め、フェミニズムを世に広める国連の親善大使もこなしてきた彼女。いつも周囲からの大きな期待を背負って生きてきたのですから、そのプレッシャーたるや相当なものに違いありません。
過度な重圧から自信を失いかけたとき、彼女は冒頭の言葉を自分に問うのです。
「私がやらなければ誰がやるの?今やらなければいつやるの?」
プレッシャーに負けそうになったとき、挑戦するための勇気が少し足りないとき、この言葉を自分に投げかけてみると、一歩がすっと踏み出せるかもしれません。