【本日のアゲ本】相手がよろこぶ、自分もうれしい気くばり

『オトナ女子の気くばり帳』

気くばり調査委員会編/サンクチュアリ出版

 

気くばりひとつで、相手も自分も得する処世術

題名だけ見ると、いつも気くばりして疲れそうなイメージを抱くかもしれません。

でも、実はそうではなく「気くばり」ひとつで、相手の気持ちが良くなり人間関係までも向上し仕事がしやすくなり自分のファンが増えてしまう、という魔法の気くばり術が書かれている本です。

 

本書の想定読者は、

会社ではたらく人・会社を経営する人・主婦の人・家族がいる人・接客業、サービス業の人・事務職、営業職の人・パート、アルバイトの人・フリーランスの人・つくる人、売る人・上司、部下・決まりきったマナーにものたりなさを感じる人・自分らしさも大切にしたい人

 

つまりオトナ女子全員となります。

実際に読んでみたところ、これから社会に出る女子から、ベテラン女子まで幅広く対応していると思いました。むしろベテラン女子こそ、気くばりによって差がつくのではないかと思います。

 

大切なのは、媚びずに、無理せずに、さりげなく

気くばりに無理は厳禁です。本書を読むことで、人間関係が変わってくるひと手間を手に入れることができるでしょう。

 

気くばりは、様々なシーンで万能に使える

本書では、気くばりの範囲も、幅広く紹介されています。一部をご紹介すると、

 

・「うちとけたいとき」

初対面の相手との距離を縮めたり、場の空気を軽くするために。

 

・「感謝を伝えるとき」

ありがとう、の気持ちを相手にきちんと届けるために。

 

・「送る・贈るとき」

心が伝わる送り方。相手がよろこぶ贈りものの選び方。

 

・「約束するとき」

まずは自分が約束を守る。さらに相手にも約束を守ってもらうために。

 

・「お願いするとき」

相手も自分も心地よくなる、お願いの仕方。スマートな切り出し方。

 

・「断る、断られるとき」

などなどです。

 

気くばりひとつで、より良い人間関係を築いたり、ピンチを回避しながらそれをきっかけに危機を乗り越えてより好転させることができるのです。

 

ここまでくると、もう処世術を超えた魔法のようなもの

 

 

かわいいイラストで分かりやすく、楽しみながら読める

表紙がとてもかわいい本ですが、中身もかわいいイラストで「気くばり術」が説明されているので、楽しみながら読むことができます。

また少しずつ実践することもできるので、気に入ったものを選んで実践しても良いでしょう。

 

本書はオトナ女子なら、年齢は不問。楽しみながら少しずつ実践できるようになり、できるようになったら付箋を貼ってその数を増やしていくのも楽しそうです。

実践することで好転する人間関係を感じながら、さらなる気くばりを実践する楽しみも増えるのではないかと思いました。

 

本書によって気くばり上手になることで、人間関係を良好にして、周りにファンの多いオトナ女子になることができるはずです。

ずっと手元において、何度も読み返したい本ではないかと思いました。