“他者に親切にすること。そうすれば、必ず…
【エッジーナの名言】コムアイ「その時やりたいことをやるのが私のルール」
“その時やりたいことをやるのが私のルール”
――コムアイ【KOM_I】
コムアイ【KOM_I】(1992)
水曜日のカンパネラ 主演・歌唱担当
強烈な個性で注目を浴びる「水曜日のカンパネラ」主演・歌唱担当
コムアイは2016年にデビューした人気音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」の主演・歌唱を担当しており、その強烈な存在感は「水曜日のカンパネラ」の絶対的シンボルです。
ケンモチヒデフミ(作曲・編集)とDir.F(その他担当)の3人からなる「水曜日のカンパネラ」は、その独創的な音楽性だけではなく、奇抜でユーモラスなMVやパフォーマンスでも注目を集めています。
「周りの大人が教師と両親だけ」という環境に疑問を持った子ども時代
コムアイは1992年7月22日神奈川県生まれの27歳。
幼少期について「昔から旅行に行くことや何かしっくりくる物や人を探している性格」だったと本人は振り返っています。
13歳になったコムアイは、今いる世界に疑問を抱くようになりました。
それは、身近な大人が学校教師と両親しかいないということ。
この環境に不満を持った彼女は、ピースボートの事務所を訪れ、世界一周して地雷除去のボランティアに参加します。
そこに集まった色んな葛藤を抱えた大人と触れ合うことで、「人には様々な道がある」ことを実感。
彼女はピースボートでの体験をとても影響のあるものだったと、様々な場面で話しています。
高校時代には、キューバを訪れ、同年代100人に人生のルールを聞く旅を実行。
旅先で自給自足の農業生活をして鹿の解体技術を会得したことも彼女は語っています。
こうしたエピソードから、コムアイは子どもの頃から、活発で積極的・自発的であり、見逃してしまいがちな日常にも疑問を持つ、自身の考えをしっかりと持った人だったであることが伺えるでしょう。
音楽でも自身のやりたいことを突き通す
学生だったにも関わらず、コムアイの醸し出す独特の雰囲気に惹かれ、初対面のDir.Fが「水曜日のカンパネラ」へ誘ったことで、2016年にデビュー。
彼女たちの音楽性である奇抜・ユーモラスという次元を飛び越えた突飛な個性が人々を惹きつけ、武道館ライブを行うほどの知名度を誇るユニットとなりました。
ユニークなのは音楽だけではなく、そのパフォーマンスも然り。
「鹿の解体」を行うライブやニップレスをあえて透けさせる衣装など、一歩間違えれば炎上するような過激な演出もコムアイは「やりたい!」と感じたら平然とやり遂げ、更に人を魅了していきます。
彼女の躍進は留まるところを知らず、映画出演・ランウェイモデル抜擢・ヌード写真集の発売など、コムアイの世界観は音楽を飛び越えて、現在進行形で常に広がり続けているのです。
母の死でもブレなかった音楽への信念
音楽の道へ進むのと時同じくして、実は母親を癌で亡くしています。
デビュー前、コムアイは看病中の身でしたが、「自分の人生は譲りたくない」と音楽活動に専念したそうです。
信念を貫く姿勢や音楽への本気度は、デビュー前から持ち合わせていたのでしょう。
信念を貫き続けたことで生まれた圧倒的個性
人は誰しも「人々の目」や「普通の価値観」に流されがちですが、コムアイはまっすぐに自身を受け入れ続けたからこそ、凡人ではない感性や考えを確立することができたのだと思います。
このような生き方は時に批判が起こることもありますが、彼女はそれすらも問題視せず、ひたすら自分の信じる道を突き進んでいるのです。
だからこそ、彼女が醸し出す独特の雰囲気に人々は魅了され、彼女の虜となるのでしょう。