【エッジーナの処方箋】セミナージプシーから抜け出す方法

セミナージプシー」という言葉を知っていますか? 主に色々なセミナーを渡り歩く人のことを指していて、別名「自己啓発病」とも言われています。

本来セミナーに通って何かを学んだり、自己啓発するのはいいことです。実際セミナーから学びを得て人生を変えられた人には何の問題もありません。では、なぜ一部の人がセミナージプシーなどと揶揄されてしまうのでしょうか? それは、色々なセミナーを受講して意識だけ高くなるものの、実際の行動には移さないため、何も成し遂げられていないからです。

今回は、セミナージプシーになる人の特徴と、セミナージプシーから抜け出して成長するための方法をご紹介します。

〈目次〉

  1. セミナージプシーの特徴
  2. セミナージプシーのやめ方
  3. セミナーに行かずに成長する方法

 

1. セミナージプシーの特徴

セミナージプシーになる人は総じて自己肯定感が低く、他者への依存度が高い傾向があります。以下は、セミナージプシーの主な特徴です。

 

  • セミナーに行くだけで満足してしまう

セミナーに行くことや勉強することが目的化してしまっている人がこれにあたります。ありたがい話や有益な情報を聞いても行動に移さないので、学びを消費するだけで終わってしまいます。

 

  • セミナーに参加することで特別感を得ている

セミナーに行くと、日常では出会えない成功者に会えたり話が聞けたりするため、それだけで自分も成功したかのような錯覚に陥ることがあります。また、お金を払って何かを学ぶことで「意識の高い自分」「人の知らない情報を得ることができた自分」といった特別感が容易に得られます。

 

  • 自分でモチベーションを上げられない

セミナージプシーは自分でモチベーションを上げるのが困難なため、モチベーションを上げてくれる何かを外に求めています。だからこそ簡単にモチベーションをあげてくれるセミナーや自己啓発に飛びつき、下がったらまた別のセミナーへと渡り歩くのです。

 

  • 他者の権威を借りたがる

セミナージプシーになりやすい人は自己肯定感が低く、自分の意見に自信が持てないという特徴があります。そのため、権威ある誰かの意見を自分の考え以上に重視し、そこに答えを見出そうとします。

 

2. セミナージプシーのやめ方

セミナージプシーをやめる一番簡単な方法は「セミナーへ行くのをやめる」ことです。セミナージプシーは「セミナー中毒者」とも言いかえられます。アルコール中毒を治す方法がアルコールを断つことであるのと同じように、セミナー中毒を治すには行くのをやめるのが一番です。

 

3. セミナーに行かずに成長する方法

セミナーに行かないと決めても、自分が変わらなければ別の代替物へと依存先を変えるだけです。ここでは、セミナーに行かずに成長する方法をご紹介します。

 

  • いますぐ行動する

やりたいことがあるなら、準備を万全にしてから取り掛かるのではなく、いますぐにできることを始めてしまいましょう。

たとえば、起業したいと考えているなら、無料でブログを開設してお客さんを募集するなど、お金や手間をかけなくてもできることをやってしまいます。もちろん、すぐにうまくいくはずがありません。ですが、実際に行動すれば、課題ややるべきことが見えてきます。知識量や経験値は、行動しながら増やしたり上げたりしていきましょう。

 

  • 無料で得られる情報はすべて入手する

よく「自己投資にはお金をかけるべき」と言いますが、お金を払ったことに満足し、それだけで何かを得たような気になってしまうのがセミナージプシーの特徴です。そのため、お金を払う前に無料でできることはすべてやり尽くしましょう。

 

たとえば、何かを学ぼうとするなら、以下のことをすべてやり尽くします。

・その事柄に関する情報についてネットで調べ、出てきたページをすべて読む

・その事柄に関するキーワードを含む本を図書館で探し、すべて読む

・その事柄に詳しい人を探し、話を聞きに行く

・公的機関などが主催する無料の勉強会などに参加する

セミナージプシーから抜け出す方法をご紹介してきましたが、セミナージプシーには「積極的に学ぶ姿勢がある」という素晴らしい面もあります。ぜひ自分のすばらしい面にも目を向け、行動することで夢や願望を実現させてください。