【エッジーナの名言】テイラー・スウィフト「人と違うのはラッキーなことよ」

“人と違うのは、ラッキーなことよ。決して変わらないで。”

――テイラー・スウィフト


テイラー・スウィフト(1989-)
シンガーソングライター、女優

 

同級生にいじめられても、好きなことを貫いて夢を実現させた

シンガーソングライターとしてはもちろん、ファッションアイコンとしても絶大な人気を誇るテイラー・スウィフト。グラミー賞の最高位「年間最優秀アルバム賞」を最年少で受賞し、2016年には米フォーブス誌の所得番付で1位を獲得するなど、若くして輝かしいサクセスストーリーを歩んできました。

そんなテイラーの生まれはアメリカのペンシルバニア州。比較的裕福な家庭のもとで育ち、幼い頃から乗馬など様々な文化に触れてきました。そして、9歳の頃にミュージカルに憧れて劇団へと入団したことがきっかけで、人前で歌うことの楽しさに気づきます。

さらに、元オペラ歌手の祖母などの影響からカントリーミュージックにハマると、10歳の頃にはすでに「カントリー歌手になる」という目標を持つように。カントリーの聖地ナッシュビルに引っ越し、曲を作っては各レコード会社にデモテープを送るなど、子どもとは思えない行動力で夢に向かって奔走します。

しかし、アメリカ人にとってカントリーは日本でいう演歌のような位置付け。カントリーに傾倒するテイラーは同級生達から好奇の目を向けられ、陰湿なイジメにあってしまいます。

ただ、辛くて惨めな毎日を過ごす中でも、彼女は決してカントリーを歌うことをやめませんでした。そして、高校卒業資格を取得した16歳の時、ついにレコード会社と契約を結ぶことになります。その後の成功は誰もが知るとおり。

長身で美しい10代の女の子が伝統的なカントリーを歌うという珍しさが、彼女の成功を加速させたとも言われています。

「友達が欲しかった」と当時を振り返るように、多感な思春期を独りで過ごすことの寂しさは計り知れません。

それでも、どんなにまわりから馬鹿にされても、好奇の目にさらされても、テイラーは自分が好きなものを決して手放しませんでした。

人と違うのはラッキーなこと。個性や人よりも熱中するものがあることは強みでありチャンスだということを、テイラー・スウィフトの生き様は私たちに教えてくれます。