【実録！ラクして美魔女〜】No.042 アラフォーからの矯正歯科選び⑤

あとは俎板の鯉。煮るなり焼くなり好きにしてくれ、てな具合だ。

 

精密検査を終え、歯を一本抜くことにはなったが顎を削る外科手術は必要ないとのこと。

 

抜歯は抜歯で嫌だが麻酔も効いているし、終わってみたらどってことはなかった。

 

問題はワイヤーだった。想像以上に口の中の違和感が半端ない。ワイヤーが奥歯のほっぺた側にあたり地味に痛い。保護用のワックスを丸め、痛い部分を覆ってなんとかしのいだ。

 

食事もままならず、カレーライスやコロッケなど噛まずにイケるタイプのものを食べた。慣れてきた頃にラーメンに挑戦したが麺が噛み切れず喉につまり、危うく死にかけた。しかし、食の楽しみを奪われるのは本当にツライ。暫くはカレーライス、コロッケ、ポテトサラダ、卵かけごはん、麻婆豆腐の5パターンをローテーションで楽しんだ。

 

そんな、ある日、連続して矯正のブランケットが２つ取れてしまった。私は矯正歯科に電話し診てもらったのだが、ここで歯科医師と衝突！

 

理由は歯科医師が、私が歯に負担のかかるものを食べたゆえにブランケットが取れてしまったのではないかと疑ってきたからだ！

 

 

普段は嫌味の一つ言われても気付かない私だが、矯正のストレスもあり反論をぶちかました。「カレーライス、コロッケ、ポテトサラダ、卵かけごはんばっかり食べているんですよ。歯の負担になるはずがないじゃないですか！」自分で言っていてなんだが、庶民的なもんばっかり食べてるな… リゾットとかスムージーとか、もっとカッコつければよかった…

 

歯科医師は四十を超えた女が血走った目で突っかかってきたので、キモコワかったのか「取れた部分は歯同士があたりやすかったかも知れませんね」とやんわりした表現にすり替えてきた。

 

ひと悶着あったものの、無事に治療を終えて家路についた。

 

現在、矯正をして一年二ヶ月。歯並びは、だいぶ綺麗になった。食べ物もポテチが食べられるようになりストレスが減った。

 

矯正が終わったら、固焼きせんべいをボリボリ食らうのが今の夢である。

 

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