『幸せをつくるシゴト』 山川咲著/講談社…
【本日のアゲ本】「ありがとう」が幸せを招く! 感謝の言葉の大切さ
『1500円が1億5000万円に化ける本』
柴村恵美子 著/ゴマブックス株式会社(2007年)
「ありがとう」を伝える
こちらの本は、実業家の斎藤一人さんにインスパイアされて弟子入りしたという経歴を持つ、柴村恵美子さんの著書です。柴村さんは社長業にいそしむ傍ら、斎藤さんの教えに基づいた自己啓発を普及させるべく、精力的に活動を行っています。
本書は、居酒屋のおもてなしへの取り組みにスポットを当てています。プロローグから一貫して伝えられているメッセージは、「ありがとう」という感謝の言葉の大切さ。
第一章では、6つの居酒屋でのもてなし方が紹介されていました。各店ではお客さん1人1人に対する感謝の気持ちを前提に、居心地の良いひとときを過ごしてもらうための工夫がなされています。
もちろん客としてお店を訪れる私たちも、「お客様は神様」とおごっていてはいけません。お店やスタッフさんのサービス精神と機転のおかげで、楽しくおいしい時間を過ごすことができるのです。
感謝への取り組み
第二章では、第二回居酒屋甲子園の決勝大会の内容が記されています。大会のテーマはズバリ「ありがとう」。社長、店長、従業員たちが、自分たちの店舗での「ありがとう」への取り組みについてプレゼンしました。
どの店舗もすばらしい取り組みをしている中、優勝したのは、「生んでくれてありがとう」を自分たちのプレゼンの主題にした居酒屋。スタッフたちによる、自分の両親に対する感謝の手紙も朗読されたそうです。
家族への感謝の気持ちは、照れくさくて普段なかなか伝えられませんよね。しかし、初就職や結婚など人生の晴れ舞台の機会には、思い切って伝えてみてはいかがでしょうか。
すべてのよきことが、なだれのごとく起きる!
まずは今までの自分を許し、認めて、天国言葉を使うようにします。「ついてる」「うれしい」「しあわせ」「ありがとう」などです。すると、おのずと良いことが起こり始めます。
また、商売をする人は、上手くいっている人お店の真似をしてみましょう。儲けるために、成功へのヒントを見つけて真似するのは悪いことではありません。共に学んで共に成長すれば、良いことがどんどん連鎖し、私たちの心を明るく照らしてくれます。
この本の「1500円が1億5000万円に化ける」というのは、本の値段1500円を支払ってこの本を読むことで、感謝の心を改めて学べるということ。さらに、著者・柴村恵美子さんの師匠である斎藤一人さんが提唱する「引き寄せの法則」により、本を読んだすべての人に良いことが雪崩のように起こり、経済的にも豊かになれるということ。居酒屋に限らず、経営者や経営を学びたい人にとっては、お客さんのもてなし方のヒントもたくさん散りばめられています。
人生に悩んでいる人も前向きになれる1冊です。